子育てをしていると、兄弟姉妹で全く性格が異なることに気づきます。育てやすい子もいれば、反抗的でわがままが多く、手のかかる子もいます。

中には、「どうしてもこの子とは相性が悪いなあ」と感じてしまう子もいるかもしれません。
そんなときは、どう対処したらよいでしょうか?

なぜうまくいかないか

なぜその子とうまくいかなくなったのか、原因を探してみましょう。

よくあるのが、下の子が生まれて子育てに余裕がなくなり、上の子に構う時間が大幅に減ってしまったというものです。上の子は、母親の愛情を取り戻そうと必死になり、注意を引こうとします。母親が振り向いてくれないと行動がエスカレートし、おもちゃをひっくり返すなど、わがままを繰り返すようになります。

母親の愛情が満足に得られない場合、嫉妬から下の子を叩いてしまう子もいます。このとき、母親が上の子を強く叱ることで悪循環が始まります。

しかし、きょうだいを同じように平等に育てているつもりでも、子供たちの性格は全く異なります。たとえば、悪いことをしたときに同じように叱っても、子供達の反応は違います。親が言うことをすぐ理解して納得する子もいれば、感情的になって反発する子もいるからです。親は、それまでの子育てのやり方が通じない子にイライラするかもしれません。

悪循環から抜け出そう

上の子の「赤ちゃん返り」が原因の場合は、まず、上の子が母親のことが大好きで、愛情を注がれたがっている事実を考慮してあげることが大切です。

父親が休みの日など、できる限り上の子が母親と2人きりでいられる時間を作ってあげましょう。母親の愛情を独り占めできる時間があると、上の子は心が満たされて安心します。嫉妬によるわがままも減りますから、親子関係も改善されるでしょう。

上の子の気持ちが落ち着いてきたら、赤ちゃんのお世話を手伝ってもらうのも効果的です。上の子は自分ができる役割を果たすことで自尊心が満たされます。手伝ってくれたら、いっぱい褒めてあげましょう。

きょうだいげんかは、弱い下の子を親は守りがちになりますが、なるべくひいきしないように気をつけましょう。上の子の言い分もしっかり聞いてあげることが大切です。

違いを認めて、面白がろう

親子でもきょうだいでも、それぞれ違う人間で、ものの考え方やタイプも違っていて当たり前です。親がしっかり者だと、宿題をしない子にイライラしてしまうかもしれません。また、社交的な母親に内向的な子供の組み合わせだと、お互いに理解が難しくなるかもしれません。

しかし、一緒に暮していれば、お互いの性格はだんだん分かってきます。自分は自分。この子はこの子。お互いの違いを認めて、親は自分の価値観を子供に押し付けないようにしましょう。

子は親の気持ちを敏感に感じ取ります。子に対する苛立ちや否定的な感情は、子供の心の成長にはマイナスです。親は、自分と違う子の個性を認めて、面白がるくらいの心の余裕が欲しいです。

そうはいっても、すぐに解決するのは難しいかもしれません。まずは、叱りすぎたと思ったら「ごめんね」とフォローするところから始めましょう。夫にも相談し、悩みを聞いてもらいましょう。相談相手はママ友でもいいです。

イライラして子育てがうまくいかないと感じるときは、家族に相談して一人で気分転換する時間を作りましょう。

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