熱中症は乳幼児や高齢者が特になりやすいといわれますが、小中学生や高校生でも油断はできません。

本人の体調や環境など、熱中症になりやすい条件があることを知り、予防に努めましょう。

熱中症になりやすい条件とは?

熱中症になりやすいかどうかは、天候と人の状態、スポーツなどの活動状況で変わります。

まず天候です。気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強いなどあれば、熱中症の危険性が高まります。このいくつかが重なったときは要注意です。

次に、人の状態です。風邪を引くなど体調が悪いと熱中症になりやすくなります。太っていたり、気候に合わない厚着をしている人、暑さに慣れていない人、普段運動をしない人も熱中症になりやすいので注意が必要です。

例えば、中学や高校で部活動を始めたばかりの1年生はまだ運動に慣れていないので、上級生に比べて熱中症のリスクが高くなります。弱音を吐かずに頑張りすぎる子も危険です。

バドミントンやバスケットボールなど、風のない締め切った体育館で競技する部活動や、剣道など防具をつける部活動も熱中症に注意が必要です。

また、小学生の子供たちは、外遊びに熱中するあまり暑さを忘れて無理をしがちです。周囲の大人が定期的に木陰で休憩を取らせたり、水分補給をするように促しましょう。

室内でも熱中症は起きます。体育館にたくさんの児童が集まって集会したり、風通しが悪い中活動すれば気分が悪くなる子も出てきます。

見守る大人は自分を基準にしてはいけません。普段運動をしない子や暑さに慣れていない子、体調の悪い子もいることを気にかけて、早めの対処を心がけましょう。

服装に気を配ろう

出かけるときは、熱中症になりにくい服装を選ぶことが大切です。
服の素材は吸水性や通気性に優れた綿や麻が良いでしょう。襟ぐりや袖口があいた熱がこもらないデザインを選びましょう。

基本的に薄着の方が涼しいですが、日差しが強い日などは、下着を着た方が外からの熱気を遮断できます。下着は吸水性に優れ、速乾性があるものを選ぶのがポイントです。
子供服を選ぶときは参考にしましょう。

日頃の体調管理が大切

夏休み中、暑いからとクーラーが効いた室内でゲームばかりやっていたのでは、熱中症になりやすい体質になってしまいます。午前中公園で遊ぶなど、軽めの運動を生活に取り入れましょう。

特に激しいスポーツをやっているのでなければ、三食きちんと食べるだけで1日に必要な塩分は足りています。普段の飲む水分は水や麦茶で十分です。

暑い中部活動をする子は、汗で塩分やミネラルが失われるのでスポーツ飲料がおすすめです。ミネラルが含まれている麦茶も取り入れると良いでしょう。部活動には凍らせたペットボトルを持っていくのもおすすめです。緊急時には脇の下に挟んで体を冷やすことができますし、とけたら飲むことができます。

冷たい食べ物や甘い食べ物の取り過ぎに気をつけて、バランスの良い食事を心がけましょう。

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