このたび片付け道場の師範に任命されたカラテと申します。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。
さて、突然ですが、片付けに必要なのは何でしょうか。
特殊な道具を使う?収納を確保する?
それでも解決できますが、もっと簡単な方法があります。少し意識を変えるだけで、楽しさもぐっと増します。
片付けができない理由
実は私も片付けは得意な方ではありません。
片付けは面倒ですし、どうせまた散らかる、なんて思ってしまいますよね。
片付けができる人とできない人の違いは何でしょうか。
そのうちの一つに挙げられるのは、ゴールポイントの設定です。
片付けができる人たちは性格などを除けば、多くの人がこの考えを普通のこととして無意識に持っているのです。
彼らは掃除や片付けに達成感や爽快感を持っていることと思いますが、でも我々お片付けできないチームはその境地にいたる保証はありません。
そこで、まずは我がチームのゴールポイントである「片付けをする」というものを変更しましょう。
今回は我らの新しいゴールポイントを「自分の部屋を作る」に設定します。
自分の部屋を作る
みなさんは自分の部屋をお持ちでしょうか?
過去に持ったことのある人は多いと思いますが、初めて一人部屋を手に入れた時期の記憶を探ってみてください。
どんな部屋にしようか、何をどこに置こうかと一生懸命考えたことはありませんか?
お片付けできないチームに足りないのは、その気持ちです。
既存の空間を自分の生活空間に変身させるのです。
片付けができないのは、やらないから、またはやりたくないからという理由がほとんどでしょう。
だから今回は片付けをするということではなく、自分の好きな空間に変えるということを目標に据えましょう。
片付けをゴールではなく、プロセスにするのです。
ゴールが片付けというネガティブなものから、自分の好きな空間作りというポジティブなものに変わるだけで、やる気の湧き上がり方が違ってきませんか?
自分の部屋で何をする?
散らかっても気にならないのは、散らかしても問題がないからです。
例えばあなたが一人暮らしをしているとします。
12畳のリビングが飲食やテレビを見るだけの空間であったならば、間違いなく散らかります。
それは空間を持て余しているからに他なりません。ご飯を食べて、テレビを見るだけなら半分の広さで十分でしょう。
不必要なスペースに頓着しないのは当然のことなのです。
もしこの部屋に他の役割を与えてあげられれば、散らかってしまうことも防げるはずです。
まずはどの部屋をターゲットにするかを決めて下さい。
その次に、その部屋で生活する上で必要なスペースを差し引いて、どの程度のスペースを確保できそうかを考えて下さい。
最後に、そのスペースでできることを考えましょう。
既に続けている趣味から考えても、新しいことに挑戦しても、どちらでも構いません。
実際の間取りを紙に書いてみてから計画するのが望ましいですが、まずは頭の中でぼんやりと考える程度から始めましょう。
まとめ
今回は自分の重い腰をあげさせるまでをご紹介しました。特別なことはほとんど行いません。意識を変えるだけです。
自分の部屋でやりたいことが見つかれば、あなたの手と足は自然と動いてくれます。
早速今から、部屋でできる楽しいことを想像してみて下さい。
(ライター:カラテ)