赤ちゃんや子供が便秘になって苦しそうにしていたら、何とかしてあげたいですね。

今回は、自宅でできる便秘の予防法やケアについて、ご紹介します。

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便秘とは?

赤ちゃんや子供が毎日便が出なくても、便秘とは言えません。排便リズムは大人同様、子供でも個人差があるからです。2〜3日に一回でもスムーズに排便でき、機嫌が良く食欲もあるなら、それがその子の排便のペースです。何も心配ありません。

便秘というのは、いつもより長く排便の間隔があいたり、便がかたくて排便が困難だったり、痛みを伴う状態のことをいいます。

便秘の原因は水分不足や食物繊維の不足が挙げられます。また、赤ちゃんの場合は母乳やミルクの量が不足していると便秘になることがあるので注意が必要です。排便の回数が少なく、体重がなかなか増えないようなら医師に相談しましょう。

ごく稀ですが、腸の異常が原因で便秘になることがあります。1週間以上の頑固な便秘を繰り返すときは、念のために受診しましょう。

予防のために食物繊維を摂ろう

便秘にならないよう、普段から食物繊維の多い食品を子供に与えましょう。食物繊維は消化できないので、便の量を増やし、腸の中で水分を含んで便をやわらかくする効果があります。

食物繊維が豊富な食品は、ほうれん草やにんじん、かぼちゃなどの緑黄色野菜、さつまいもやジャガイモなどのいも類、根菜やキノコ、納豆やきなこなどの豆類、ワカメや寒天などの海藻です。ヨーグルトなどの乳酸菌や、プルーンや柑橘系の果物類もおすすめです。ちょっと便秘気味かな?と思ったら、これらの食品を与えて様子を見ましょう。赤ちゃんには果汁にして与えると良いでしょう。食物繊維の摂取とともに、しっかり水分補給させることも大切です。

マッサージと綿棒浣腸

便秘のときにお腹をマッサージすると、刺激になって腸の動きが活発になるのでやってみましょう。子供を仰向けに寝かせ、おへそを中心に手のひら全体で時計回りに「の」の字を書くよう、優しくさすります。

なかなか便が出ないようなら、「綿棒浣腸」もおすすめです。ベビーオイルをつけた綿棒を1㎝ほど赤ちゃんや子供の肛門に入れ、10秒間ほどゆっくり回してから抜きます。肛門に刺激を与えることで便が出やすくなる効果があります。

便秘がひどいときは病院へ

便が腸内にとどまっている時間が長くなると、水分が吸収されてかたい便になります。こうなると排便時に痛みを伴い、肛門が切れて出血することがあります。子供は肛門が痛いので排便を我慢してますます頑固な便秘になったり、お腹が張って苦しくなることがあります。

便がかたく、肛門が繰り返し切れて出血するようなら小児科を受診しましょう。便秘薬を処方してもらったり、場合によってはグリセリン浣腸薬が使われることもあります。肛門が切れている場合は軟膏を処方してもらえます。

便秘は悪化する前に、早め早めの対処が大切です。しっかり治して、便秘を繰り返さないように食生活を改善させていきましょう。

【参考文献】
※『0〜6才 赤ちゃんと子どもの病気とホームケア』学習研究社、2008年
※『早く元気になるための小児科のかかり方』たはらクリニック院長田原卓浩、赤ちゃんとママ社、2013年
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