2015年6月、道路交通法改正に伴い、自転車運転の危険行為で3年以内に2回以上摘発されると、有料の自転車運転者講習の受講が義務付けられるようになりました。

ここでいう「危険行為」とはどんな行為なのか。安全に自転車に乗るために気を付けるべきことについてまとめます。

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自転車事故・トラブルはどんなときに起きている?

自転車運転者講習の受講が義務付けられる「危険行為」とは、信号無視、一時不停止、酒酔い運転、ブレーキ不良自転車運転などです。また、傘を差して自転車に乗ったり、携帯電話を操作しながら自転車に乗って事故を起こすような行為が該当します。

自転車事故は中高生や大学生に多く、朝の通学の時間帯と午後4〜7時の帰宅時間帯に多く発生しています。

事故の原因で多いのはスマホを使いながらの危険運転です。その他、イヤホンの着用が原因の転倒、ブレーキが遅れたための衝突、信号の変わり目の無理な通行による歩行者との接触事故、ハンドルに傘や袋を下げて前輪に物を巻き込む事故などが挙げられます。また、整備不良が原因の事故も多く起きています。

事故を防ぐためには、定期的に自転車を点検し、ルールをしっかり守って乗る必要があります。子供たちには自分たちが加害者になる恐れもあるのだということを言い聞かせ、安全運転を意識させましょう。

また、秋〜冬にかけては日没が早く、部活や塾帰りに自転車が車のドライバーから見えにくくなります。薄暗い時に自転車に乗るなら、反射材を身に着けたり、LEDライトを自転車に取り付けるなど、周囲から自分の姿が見えやすくなるよう工夫すると事故に巻き込まれる危険性が減ります。

子供を乗せるときの注意点

幼稚園や保育園の送り迎えで、自転車に子供を乗せて送迎をするご家庭も多いでしょう。安全に子供を乗せるためにいくつか基準がありますので、知っておきましょう。

まず、乗せる子供の年齢は首と腰がすわった頃から6歳未満までです。特に、自転車の前部分に乗せられるのは4歳未満、体重15㎏未満と決められています。ただし、メーカーによって推奨される年齢体重に違いがあります。

自転車の前後に幼児用補助いすを取り付けて乗る場合は、「幼児2人同乗基準適合車」のシールが付けられている自転車を選びましょう。

電動アシスト自転車に子供を乗せると速度が出る上に重くなるため、衝突時の衝撃が大きくなります。2人乗り、3人乗りの自転車に子供を乗せるときは、なるべく子供だけで乗っている時間を短くしましょう。大人が自転車から降りた時点で車体が不安定になり、子供が動いたりすることで自転車ごと倒れる心配があります。

梅雨の時期に気を付けたいこと

傘を差して自転車に乗るのは「危険行為」となるため、雨の日は雨具を着て自転車に乗る人が増えています。しかし、国民生活センターの調査によると、雨の日に自転車に乗る人の36%が雨具を身に着けていて危険を感じたことがあり、5%の人が実際に怪我をしているそうです。

事故の主な原因は、雨具で周りが見えなかった、雨具が風にあおられた、雨具が車輪やチェーンに巻き込まれたなどです。

雨具を着て自転車に乗る際は、ひもや留め具に緩みがないようフードを調節し、ポンチョは風の強い日は使わないようにしましょう。雨具の長さを確認して、巻き込まれないようにすることが大切です。

【参考文献】
※熊本日日新聞総合版2015年5月16日「自転車 点検と安全運転を」
※熊本日日新聞総合版2016年5月20日「親子で見直したい自転車のルール」
※熊本日日新聞総合版2017年6月7日「雨がっぱ着て自転車運転」
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