お洋服の宝箱、クローゼット。どんな収納になっていますか?
普段から引き出しやチェストなどを使って多くの服を収納しているかたもいれば、ポールに色とりどりの洋服を掛けていらしゃるかたもいるでしょう。一方で、新しく初めての一人暮らしで、真新しいクローゼットを前に、どのようにすれば効率よく収納できるか悩んでいるかたもいるかもしれません。真新しいクローゼットに収納ちなみに著者(私)は、大学卒業〜配属先決定・告知〜引っ越しまで、じつは2週間ちょっとしかありませんでした。(今思うとすごい…)新社会人生活に慣れるのでいっぱいっぱいで、引っ越し荷物も開けたらとりあえず「仕舞う!置く」の繰り返しで片付けました。

収納グッズなんて買ったり考えたりする余裕がなかったので、当然部屋はごちゃごちゃ。ましてやクローゼットなんて…。しばらくして遊びに来た母に「なにこれ!!」と驚愕されたのも懐かしい思い出です(笑)。

当時の私は「クローゼット収納なんて大変そう。めんどくさ〜い」と思って逃げていましたが、実は、クローゼット収納は「奥行き」に気をつければとっても簡単だったんです。

もっと早く知りたかったです…。

クローゼット収納は「奥行き」がポイント

クローゼットの中を収納するにあたって、多くの人が、

  • 天井近くの棚
  • ポール
  • ポールの下の棚
  • 一番下の空間

に分けて収納していると思います。
その道具の1つとして、プラスチック製の引き出しですとか、衣装ケース、布製のボックス、かごなどを利用していることでしょう。でも、「せっかく収納グッズを使っているのに、どこかスッキリしない…。使いにくいかも。」と思っているからもいると思います。
使いにくいクローゼット収納
それは、実は「奥行き」を上手に利用していないから、だったのです。

例えば、奥行きの深さが違う引き出しと衣装ケースを並べて使った場合、奥行きが浅い引き出しは手前か奥にスペースが空きますし、奥行きが深い衣装ケースは、見た目はスッキリするのですが、中が深くて取り出しにくい、又はごちゃごちゃになりやすい、といった問題が出てくることがあります。

この場合、衣装ケースの方は、「中をボックスなどで仕切って小部屋をつくってあげる」。引き出しの方は「後ろにもう一つ棚を置き、オフシーズンの服を入れておく」など、ゲームの「テトリス」のようにスペースを埋めることで、深さを揃えることができます。

こんな風に「奥行き」をどう上手に使うかがクローゼット収納の悩みを解消するカギなのです。

「サイズは必ず測る」が原則

服を仕舞うための収納グッズをいざ買おうと決めたら、必ずしてほしいこと。それは、「仕舞う場所の、幅、高さ、奥行き」は必ず測っておくことです。

そんなの当たり前でしょ!と言われるかもしれません。しかし、私のような「だいたいでいいよね〜」が癖になっていた人は、この作業をすっとばして買いに行ってしまうことがあります。(それとも私だけ…?)
メジャーでクローゼット収納グッズの奥行きを計る
用意するのはメジャーがベスト。リボンや紐、手の長さでもできますが、やはり「何センチ」と数値化したほうが、実際の商品とサイズを合わせられるので安心です。

クローゼットの中で収納したい場所の幅、高さ、奥行きを測ります。測ったら紙にメモするか、油性ペンで「クロ・奥行き・60」みたいに、直接メジャーに印を付けておくのも良いでしょう。大切なことなので繰り返しになりますが、特にクローゼットの場合、奥行きが大切です。

後から増えることも考えて、最初はややゆとりをもって収納グッズが入れられるようにしましょう。サイズは揃っていた方が見た目がスッキリするので、色や大きさなど、同じ種類の物で揃えると使いやすいです。ちなみに、クローゼットの奥行きは50センチ〜60センチ。ちなみに押し入れは約80センチほどです。

奥行きの活用法

クローゼットにゆとりをもって収納するのは物を増やしすぎない為にも、良いことです。でも、慣れてくると、「ここの隙間、なんとか使えそう…」「もう少し機能的に使えないかしら?」と工夫したい気持ちも出てきます。

「ゆとりをもって収納する」=「スペースが多くある」という意味ではありません。

「ゆとりをもって収納する」=「空間を上手に使って仕舞っている」状態といえます。
ゆとりを持ったクローゼット収納
最初に少ない数の収納ケースから初めて、後から付け足すつもりでいる場合も、この、「空間を上手に使って仕舞っている」を意識して置くと、クローゼットを効率的に使えるイメージが湧きやすくなります。

奥行きを利用する

クローゼットや押し入れの奥行きって、結構深さがあります。
最初の方でお話したように、奥行きの深さのある収納ケースは、奥まで取り出すのは大変です。そこで、「大きな収納ケースに入れる小さな収納ケース(ボックスやかごなど)」で仕切るのがオススメになります。

また、奥行きの浅い収納ケースは「手前と奥」に分けてそれぞれ「オンシーズン」「オフシーズン」に分けるなど、機能性をもたせると使いやすい収納になります。
大きな収納ケースは小さな収納ケースで仕切る
このように、「大きな分類を小さな分類に分けて収納する」ようにすると、機能性がアップします。
オフシーズンの服とオンシーズンの服の収納
ポールも一本ですと、そこだけにしか服を掛けられませんが、奥にもう一本通してみると、

  • 手前のポールにオンシーズンの服
  • 奥のポールにオフシーズンの服

が掛けられりようになり、収納も2倍にアップします。
2本のポールで収納
ポール下の棚の収納では、「段差」がカギになってきます。
「えっ、高さを揃えた方がキレイよ」と思われるかもしれません。私も「でこぼこ」は箱とか置いてキレイに高さを揃えたい派です。

でも、この、「キレイに揃える」⇒ 幅や奥行きで揃えるのは大丈夫なのですが、クローゼットに至っては「高さ」は「階段の様に段差を付ける」ようにすると、とっても便利!なのです。
段差をつけた収納
理由はポールに掛けた洋服。
アウター、インナー、ワンピースなど、掛ける服の長さはそれぞれ違います。これを丈の長さを合わせてポールに掛けるようにすると、視覚的にもスッキリし、使いやすいのですが、この「丈を合わせて揃えて掛ける」のがちょっと面倒だったりします。これが、ポールの下の引き出しやボックスによる段差によって、「このスペースに入る服同士」でまとめられることができ、大変便利なのです。

洋服を吊した隙間は収納グッズがピタッと入り、収納グッズの隙間は洋服が収まる。

それこそテトリスのように気分爽快な収納ができます。
ちなみに、丈を揃えても服同士が詰まって取りにくい場合は、ポール用洗濯ばさみをハンガーのまとまりごとに挟めば、ハンガー同士がまとまって、取り出しやすくなりますよ。

奥行きにオススメ収納グッズ

クローゼットの奥行きにオススメの収納グッズをご紹介します。

特にオススメは「キャスター付きの引き出しや収納ボックス」!手前に引くにも、奥に押すにもあまり力を掛けることなく、移動がとっても簡単です。
キャスター付きの引き出しや収納ボックス
ポールにオススメは、「オーガナイザーや吊り下げラック」。ハンガーと組み合わせても良いですし、手前と奥のポールに掛けて2段にすれば、本棚みたいになって収納率も倍になります。
オーガナイザーや吊り下げラック
ここまで、奥行きについての収納を述べてきましたが、「衣装ケースもう買っちゃった!家にあるのを使いたい、もったいないし」という方もいらっしゃると思います。

そんな場合の収納テクニックです。

サイズが合わない衣装ケースや段差の少ない棚は、思い切って「外枠と内枠を分けて」しまいましょう!
外枠と内枠を分けて収納
そして、引き出しを横に並べたり、外枠は「立てて」使います。中に枕やシーツ類など、大型の物をロール状にしたり、縦型に仕舞うのに最適です。

まとめ

クローゼット収納は「奥行き」を上手に利用するのがポイント。
そのためにも、クローゼットのスペースの奥行きや幅、高さなどは、できればセンチ単位できっちり測っておきましょう。

上手な収納は、「ゆとりをもって収納してある」と言いますが、これは、モノが少ないというよりは、「空間を上手に使って仕舞っている」状態です。そのためには、例えば収納ケースやポールを手前と奥の2段に分けて、奥にはオフシーズン、手前にはオンシーズンの洋服を仕舞うようにすると機能性や収納率がアップします。

ポール下の引き出しはそれぞれの高さを利用して、階段状に。自然と衣類の丈で分けて掛けられるので、美しい収納になります。

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