子供がお絵かきに夢中になっていて、うっかりつけてしまったクレヨン。「ああもう!」と頭を抱えなくても大丈夫。そんな時はこの方法で、気持ちもラク〜にすっきりさせましょう♪
クレヨンとドレッシングは同じ???
クレヨンには油分が含まれています。つまり、クレヨンの汚れは、「油汚れ」ということ。
そのため、クレヨンの汚れには、油汚れ向きの掃除方法が有効です。キッチン用マジックリンやクレンジングオイルを使うことで、充分に落とすことができます。
油には油を?
衣類やカーペット、壁などには、クレンジングオイルがおすすめです。
少量をクレヨン汚れに付け(壁紙の場合は布にクレンジングオイルを染みこませたものを)、汚れと馴染ませます。そのまま洗濯をしたり、住宅用中性洗剤を染みこませた布で拭いてから固く絞った雑巾で水ぶき、から拭きをして仕上げます。
「ちょっと面倒だな、時間もないし…」という方は、台所用洗剤とクレンジングオイルを1:1の割合で混ぜたものを同じように使ってみてください。両方の良いとこ取りで、とても使いやすいはずです。
洗剤が使えない場合は…
洗剤やクレンジングオイルで素材が傷まないか心配…という方は、クレヨンの成分である油の性質を活かして、汚れを落としてみましょう。
テーブルやビニールクロスなどつるりとした素材であれば、から拭きを繰り返すだけでも、だいぶ落ちます。
壁紙や布であれば、汚れの周りから中心に向かって、新しい消しゴムで軽くこすっていくと、色は少しずつ落ちてくるはずです。
また、油は熱で緩くなるので、クレヨン汚れにきれいな布を当て、その上から低温でアイロンをかけると、クレヨン汚れが布に移るので、布の面を変えてその作業を繰り返すと、クレヨン汚れはだいぶ薄くなります。
同じ理由で、布であれば、40〜50度くらいの熱めのお湯に浸して、汚れた部分に洗濯洗剤を付けて歯ブラシでこすってもよいでしょう。
この場合、熱に弱い材質のものは注意をしましょう。取扱説明書などを必ず確認してください。
トゲトゲしてないクレンザー?
クレンジングオイルを使った掃除法を紹介してきましたが、研磨剤のようなもので掻き出す方法もあります。これは、壁紙など「オイルはなんだかシミになりそうで心配」という方におすすめ。
歯磨き粉か、重曹に水少量を混ぜてペースト状にしたものを汚れた部分に塗って、キッチンペーパーや歯ブラシなどでこすります。
仕上げは水で固く絞った雑巾とから拭きで。
歯磨き粉や重曹の研磨剤の役割をする粒は、角が丸いため、素材を傷つける心配がないので、安心して使えます。