家の中でどうも場所を取っていると感じるモノの一つに、防災用品があります。
しかし、震災以降、備えあれば憂いなしという防災意識が人々の間で一層高まりつつある昨今では、どこの家でも、こればかりはどうしようもないとあきらめているのではないかと思います。
非常時の食品
防災用品の中で最もかさばっているのは、やはり食品です。救援物資が手元に来るまでに最低限必要と言われている数量を家族の人数分揃えておかなければならないので、それだけでもものすごい量になり、どうしても広い保管場所が必要になってしまうのです。
いざという時にはたしてこれだけの量の荷物を持って逃げられるのかという疑問がありつつも、やはりなければ不安なのです。
普段使いのレトルト・缶詰・乾物で
しかし、防災用品の保管場所を極力少なくすることは可能です。わざわざ非常食と銘打った食品を用意しなくても、普段用に買い置きしてあるレトルトや缶詰、乾物などが立派にその役割を果たしてくれるのです。
非常食というと、値段が高めで、長期保存が主な目的で味は二の次というモノも少なくないのですが、普段食べているレトルトや缶詰なら、安上がりだし味にも馴染みがあります。
その分、食べたら補充するというルールをこまめに守らなければならなくなりますが、保管のためのスペースと出費、そして定期的に非常袋を開けて賞味期限をチェックする煩わしさを減らせることを思えば、大した手間ではないでしょう。
代用・兼用でモノは減らせる
このように、一見どうにもならないと思えることでも、考え方次第で代用・兼用が可能なモノが見つかります。
家の中で異様に場所を取っていると感じるモノがあったら、今一度中身を確認してみるといいと思います。