朝夕の寒さが気になる季節になってきました。
この季節、美術館や博物館では力の入った展示が目白押しです。
少し郊外に出てみると紅葉が美しい季節でもあります。いろんなところへ出かけて楽しみたい季節ですが、気になるのがその時の服装です。
寒さもカバーしたいし、出来る事なら細く見えたい、しかもその上若くも見えたいのがホンネです。
でも、「あんまり若作りなのもなんだかなあ」なんて悩んでしまいますよね。
そこで、外出が楽しみになるシニア向けのおしゃれテクニックを勉強してみましょう。
若く見せるヘアースタイル
ヘアースタイルで人の印象は大きく変わります。
女性を若く見せるのはアップスタイルだといわれています。
アップスタイルは視線を顔よりも上にひきつける効果がありますから自然にしわなどから視線をそらすことになるのです。
ただ、外出するのにいちいちアップスタイルにするのは大変ですよね。
ショートヘアでトップの方を少しふんわりさせるとアップスタイルと同じ効果があります。それに、トップでヘアを立ち上げるとつむじ周りの白髪を目立たなくする効果も有るんです。
トップに少し逆毛をたてて軽くヘアスプレーをすると髪が立ち上がってくれます。
ウイッグがあればなお簡単ですが、ウイッグはそうお手軽に買える値段ではないのが大きな欠点です。
下着
寒くなるとついつい厚着をしてしまいますが厚着はおしゃれの大敵であるばかりではなく、脱ぎ着が面倒な上に肩こりなどの原因にもなります。
最近は、薄手でも暖かい機能下着がたくさんあります。価格もピンからキリまでいろんなものがありますから自分に合ったものを見つけて活用しましょう。
トップス
シニアでお腹の出っ張り具合を気にしておられる方は非常に多いと思います。
そこで、ついつい太いベルトをしてみたりウエストを絞った服を選びがちですが実はこれは逆効果です。ピッタリしたリブ編みやストレッチ素材、体形をあらわにしてしまうトロンとした生地もNGです。
お腹はふんわりと隠しておくのが目立たなくするコツです。
そのためには、AラインやIラインの服装がおすすめです。少し長めの、ブラウスやカットソー、チュニックなどは着やすくてしかも細く見えるアイテムです。
どうしてもウエストが気になる場合には、ウエストの位置でドレープを作ったデザインやウエスト周りにねじりを入れたデザインなら細く見せることができます。
男性のトップスも以前はウエスト部分でリブ編みにしたニットが主流でしたが、最近は少し長めのシャツやセーターの方が主流です。
その方がやせて見えますからね。
また、柄も派手な大柄や縦のストライプは太って見えます。
意外なことにボーダーは痩せて見えるのです。
ボトムス
もちろんボトムスも同じくストレッチやトロンとした素材はNGです。
シルエットはスキニータイプよりはストレートタイプかブーツカット程度のシルエットの方が似合います。
スカートなら膝下丈のタイトかあまり広がりのないマーメイドラインが無難です。
トップ&ボトムの組み合わせ
トップ&ボトムトータルで見てAラインかIラインにまとめましょう。
細く見せるという観点から見ると腹やお尻を隠す程度の濃い色のモノをトップに持ってくると肥っていることが目立たなくなります。
濃い色でお腹とお尻を隠してしまうのです。
その下に少し淡い色のボトムを合わせると全体が暗い感じにならずに済みます。
反対色にするよりは同系色の濃淡が上品にみえます。もしくは同じ色で材質を変えてみるのもおしゃれな組み合わせです。
首回りにアクセントを!
トップに濃い色を持ってくるとどうしても顔の印象が暗くなりがちです。
顔色を明るく見せるためには首回りに暖色のスカーフやストールを巻いてみましょう。淡いオレンジや少し抑え気味のピンク、ベージュ、クリーム色などは顔色をよく見せて若々しさを出すことができます。
男性でも、シャツの襟もとに少しだけピンクやオレンジ色が見えているのはおしゃれなものです。
さし色になって服装全体のアクセントを上に持ってくることができるのでウエスト周りから目をそらすことができます。
それになんといっても防寒の効果が大きいのです。
肩、ひじ、ひざが痛いとき
五十肩や関節痛に悩まされているシニアは少なくないと思います。
そんな時には細い作りの服や、かぶりタイプの服は脱ぎ着にも痛みをこらえなければなりません。
できるだけゆったりした作りの前開きの服をたくさん持っているといざという時に困りません。
また、あまりボタンが多い服もおすすめできません。
最近はユニバーサルデザインの服もおしゃれなものがたくさん出回っており、通販でも買うことができます。