蚊がいる!!
…とおもって手で払ってもどこにもいないどころか、視線を移せば視線についてくる嫌なもぞもぞ…これこそ飛蚊症です。

くっきり一点曇るでもなく、もぞもぞとした細かい虫のようなホコリにような点が慢性的に見えるようになったら飛蚊症です。なんだか嫌な感じで眼科を受診すると「心配いりませんよ。そのうち慣れます。」などといわれて治療はしてもらえません。残念なことに飛蚊症は、目薬や服薬などでは治りません。しかし、最初は気になって仕方なかっ経飛蚊症も、慣ればその存在を忘れてしまいます。

実は飛蚊症はシニアには非常に多く、大部分の場合は問題のないものです。飛蚊症は眼球の表面近くにある硝子体という透明のゼリー状の組織が曇っているために起きる症状です。硝子体の曇りが視界に反映して虫やゴミのように見えるのです。加齢とともに、特に近視がひどくなると硝子体が濁りやすくなります。

飛蚊症は白い紙に何か書くときや、パソコンの白っぽい画面の時にはっきり見えます。また外出中などに空を見上げるとくっきり見えることがあります。時にはリング状の文様が視界を動くことがありますが、これは視神経乳頭からはがれた組織が視界に反映するもので、これも比較的簡単に慣れることができます。気になるからといっても、飛蚊症を治療する方法は確立されていません。

大部分の飛蚊症は加齢が要因で、特に治療もしません。しかし、飛蚊症はまれではありますが大きな病気の前兆の場合もあります。

網膜剥離の可能性

飛蚊症はごくまれに網膜剥離の前兆になることがあります。網膜剥離では、網膜に傷がつき、硝子体が引っ張っています。網膜剥離が原因で起きる飛蚊症は、墨を流したような感じに滲み広がります。網膜剥離の特徴は墨を流したような飛蚊症以外にも、視界に光がピカピカする時があります。この症状を光視症といいます。墨を流したような飛蚊症と、光視症の両方が現れたら至急、眼科医を受診しましょう。

飛蚊症を予防する食品

単純に加齢から起きる飛蚊症を悪化させないためには、抗酸化作用の強いビタミン類を補給することが効果的です。老化を防止すれば飛蚊症の不快な症状も改善します。抗酸化作用の強い物質を摂取すれば大分ましになるのです。

ヒアルロン酸は硝子体の構成成分なので、摂取すれば硝子体の補強につながります。ヒアルロン酸はふかひれや豚足などに含まれています。そのほかにも、カレイや山芋、納豆、オクラなどネバネバしたものに含まれています。

コラーゲンは硝子体が接する組織の主成分なので、摂取すれば硝子体の補強につながります。
コラーゲンはゼリーに多く含まれていますが、たんぱく質を十分に摂取すれば体内で合成されます。コラーゲンが体内で合成されるときにビタミンCが必要になります。かんきつ類やピーマン、パプリカ、いちごなどビタミンCを多く含む食品を摂取しましょう。

ルテインは眼の様々な組織に蓄積され、紫外線を遮りながら強い抗酸化作用を発揮します。目全般の老化や細胞変化の病気の予防につながります。ルテインが色素成分なので色が濃い野菜や果物を食べると摂取できます。ルテイン自体が黄色い成分なので、かぼちゃやにんじん、卵黄などの黄色っぽい食品に多く含まれます。
青汁は一度に大量の緑色野菜を食べることができるのでお勧めの健康食品です。

飛蚊症を予防するマッサージ

睛明というのは東洋医学でいう目のツボです。
目がしらと鼻骨の間で、東洋医学の知識がなくても目が疲れると自然に手が行くところです。この部分をやさしくほぐすと疲れ目を緩和することができます。また、目の周りの骨の部分もやさしくマッサージしましょう。ただし、眼窩に圧力をかけるのは危険なので気を付けましょう。

額の生え際から眉毛の上までやさしくマッサージすると目の疲れが取れます。指圧というよりは、指で皮膚を動かす感じです。

目の周りや額をこまめにやさしくマッサージをすると、しわの予防にもなるので美容的にもアンチエイジング効果があります。加齢によって起きる症状は、血行改善や抗酸化物質の摂取で、ある程度は緩和できるのです。

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