インフルエンザは一般的に冬に流行し、3月までには落ち着くことが多いのですが、今年(2017年)は4月でも全国で学級閉鎖や学年閉鎖、休校の措置が多くとられました。いまだに一部の地域で流行しており、小学校などで学級閉鎖、学年閉鎖になっているところもあります。

今年は流行が長引いているインフルエンザについて、対処法や治療法についてまとめました。

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インフルエンザ検査のタイミングは?

インフルエンザを判定する「迅速診断キット」が開発され、現在多くの医療機関で使われています。この診断キットの開発によって、10分という短時間でインフルエンザを診断できるようになりました。綿棒のようなもので鼻や喉から検体を取ってウイルスを調べます。

しかし、診断が短時間でできる長所の反面、精度に多少難があり、インフルエンザの感染初期だと陽性反応にならない場合があります。陰性と診断されてその後体調が悪化し、翌日再診断を受けて陽性となるケースがそうです。

インフルエンザは学校等が出席停止となる感染症のため、一回の受診で正しい診断をしてほしいと望むなら、発症後12〜24時間以上経過してから病院へ行くと良いでしょう。しかし、抗インフルエンザ薬が有効なのは、インフルエンザを発症してから48時間以内です。辛い症状が長引くのを防ぐためにも、タイミングを逃さないようにしたいものです。

抗インフルエンザ薬「イナビル」

「イナビル」は2010年に製造され、それ以前に主流であった「タミフル」や「リレンザ」に変わって、現在広く使用されている抗インフルエンザ薬です。

吸入型のイナビルは1回吸入するだけで長時間効果が作用するため、服用は1回だけで済みます。これが、5日間使わなくてはいけない「タミフル」や「リレンザ」とは大きく異なる利点であり、飲み忘れを防ぐことができます。長時間作用するので、薬の効かない耐性ウイルスが出にくいことも特徴です。

吸入することで喉や気管支に直接届き、ウイルスの増殖を抑える効果を発揮します。インフルエンザと診断されたら速やかに投与しましょう。発症後48時間経過して投与しても、有効には働きません。

吸入の方法は、深く息を吐いてから「イナビル」を強く吸い込む。2〜3秒息を止めてから息を吐き出すなどコツがあるため、初めてのお子さんには少し難しいかもしれません。できれば薬局で薬剤師の説明を聞きながら、その場で吸入すると良いでしょう。薬局によっては、特に患者の希望がなくても薬剤師の指導のもとで患者に使用してもらうことがあります。

1回の投与で熱が下がって気分が良くなっても、体内にはまだウイルスが存在しています。外出して感染を広げないよう配慮が必要です。インフルエンザの出席停止の基準は発症した後5日経過し、かつ、解熱した後2日(幼稚園は3日)経過するまでとなっています。

臨機応変に対応しよう

兄弟姉妹が1日遅れで次々と感染し、病院に連れて行ったけれども一人は陽性、もう一人は陰性の結果が出ることはよくあることです。看病している親から見れば子供2人とも全く同じ症状でも、検査のタイミングによっては陰性の結果が出ることがあります。

インフルエンザと診断されたら学校は「出席停止」となります。悩ましいのは「陰性」でもインフルエンザの症状があって、あと半日〜翌日に再検査をすれば「陽性」の結果が出る可能性があるときです。

子供を連れて何度も病院へ通うのは大変です。子供の症状が軽いなら自宅療養で良いと思われるご家庭もあるでしょう。ただし、その場合は忌引きと同じ扱いの「出席停止」ではなく、通常の欠席扱いとなる点は知っておきましょう。

幼稚園や学校での流行を防ぐためにも、症状が落ち着くまで自宅で安静にして下さい。
一度「陰性」と診断されても、症状が悪化したり長引いたりする場合は、もう一度病院で診てもらいましょう。

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