ロシアの有名な民話絵本をご紹介します。
よく読まれているロングセラーの絵本ですので、ご存じの方も多いかもしれません。
私も子供の頃大好きだった絵本です。母親に何度もしつこく「読んで」と頼んだ記憶があります。
おじいさんが森の中に落とした片方の「てぶくろ」。その「てぶくろ」に、ねずみやカエル、うさぎと、次々と動物が住み着いていきます。
場面はずっと変わりませんが、一匹住み着くごとに「てぶくろ」に梯子がかけられたり、屋根がついたり、窓がついたり、どんどん手袋が膨らんで行きます。その変化がとても楽しい。ついには狼や熊まで住み着く始末。一体この「てぶくろ」、どうなっているの?
寒い季節に読んであげたい一冊です。
『てぶくろ』ウクライナ民話 (世界傑作絵本シリーズ—ロシアの絵本) エウゲーニー・М・ラチョフ 絵、うちだ りさこ 翻訳、福音館書店、1965年