斉藤洋さんは、『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞を受賞された方です。映画化もされたのでご存じの方も多いでしょう。

主に児童書の方で活躍されていますが、絵本の文章を担当することもあり、外国の絵本の翻訳もされています。

今回は、幅広く活躍する斉藤洋さんの絵本の中から、10作ご紹介します。

学校ななふしぎ

学校ななふしぎ(斉藤洋 文、山本孝 絵、偕成社、2014年)

学校を舞台にした怪談話が収録されています。「トイレの花子さん」や「音楽室のベートーベン」など昔から有名な話の他に、ちょっと変わった話も登場します。
子供向けの絵本だからと油断して手に取ると、思いのほか絵がリアルで怖いです。
斉藤洋さんは「ナツカのおばけ事件簿」シリーズや「おばけずかん」シリーズなどの児童書で子供たちに人気の方です。小学生になったら、絵本だけでなく児童書にもチャレンジしてみましょう。

ぶたぬきくん おまわりさんに なっちゃった

ぶたぬきくん おまわりさんに なっちゃった(斉藤洋 作、森田みちよ 絵、佼成出版社、2005年)

「ぶたぬきくん」シリーズの1冊です。
森田みちよさんが描くコミカルな絵と、話の意外な展開が相乗効果で楽しい絵本です。
主役の「ぶたぬきくん」が頑張っているようでいて、実は一番頑張っているのは「たぬきさん」の方なのが笑えます。この二匹以外の脇役のキャラクターにも注目です。細部にも気を配ると、いろいろ面白いことが起こっていますよ。

じてんしゃにのろう

じてんしゃにのろう(斉藤洋 作、田中六大 絵、講談社、2014年)

自転車に乗る際の交通ルールについて楽しく学べる絵本です。
迷路や間違い探し、交通ルールやマナーに関するクイズなど、作者の遊び心がたくさんつまっています。思わず笑ってしまうようなありえない状況も描かれていますが、それでいて大切なこともしっかり学べる絵本です。初めて自転車に乗るときの練習の仕方や、自転車の点検の仕方も学べます。
これから自転車に乗ろうとする子供たちにおすすめの絵本です。

ねこだまし

ねこだまし(斉藤洋 作、高畠那生 絵、理論社、2004年)

高畠那生さんの個性的でシュールな絵の世界に迷い込んで、読み終わった後に「え、そういうことなの!?」と度肝を抜かれる絵本です。
斉藤洋さんの淡々とした語り口に導かれて、普通に読んでいるつもりが、いつの間にか世にも奇妙な世界へどっぷりはまり込んでいます。斉藤洋さんの世界観と高畠那生さんの絵が相性がいいですね。
小さなお子さんには謎解きが難しいかもしれませんので、対象年齢は5~6歳くらいからでしょう。

女王の七つの鏡

女王の七つの鏡(斉藤洋 作、本村亜美 絵、講談社、2015年)

本村亜美さんが描く幻想的な絵が美しい絵本です。いくつもの絵探しができる内容になっているので、その美しい絵をひとつひとつ眺めながら絵を堪能できます。
文学的な表現が多く、小さい子には難しい文章ですが、絵探しは楽しめます。美しさの中に、少し怖さも感じるような絵の数々を楽しんで下さい。小学生になったら、異世界の幻惑的な世界を、文章も絵も両方楽しめるようになるでしょう。

としょかんへいこう

としょかんへいこう(斉藤洋 作、田中六大 絵、講談社、2015年)

図書館ってどんな所かな?利用するためにはどんな手続きが必要で、本を探したいときはどうすればいいのかな?そんな疑問に答えてくれる絵本です。
迷路やクイズ、間違い探しなど、遊び心がいっぱいで、笑いながら楽しく図書館の利用方法について学べます。
読んだらきっと、図書館へ行ってみたくなりますよ。対象年齢は5歳くらいからです。

しろふくろうのぼうけん日記

しろふくろうのぼうけん日記(斉藤洋 作、高畠純 絵、ほるぷ出版、1995年)

「しろふくろう」シリーズの1冊です。迷子になった「しろふくろう」がからすと友達になり、「じめんのオーロラ」を見るために冒険の旅に出ます。しかし、夜行性のふくろうと昼間活動して夜は眠ってしまうカラスが一緒に旅をするので、なかなか思ったようには進みません。いろんな経験をしながら成長していく「しろふくろう」の姿と、からすとの友情が魅力的な絵本です。特に最後のシーンは感動的で美しいです。
他に、「しろふくろうのまいご日記」「しろふくろうのおかえり日記」もあります。

バースデー・ドッグ

バースデー・ドッグ(斉藤洋 作、高畠那生 絵、フレーベル館、2004年)

斉藤洋さんの文章と高畠那生さんの絵が相性抜群の1冊です。
誕生日、大きな犬がやってきて、自分のことを誕生日プレゼントだと言うのです。その犬は喋るし、人間のように服は着るし、料理を作って祝ってくれるし、バイオリンも弾いてくれます。読んでいくうちに不思議な世界に迷い込み、狐につままれたような気分になります。高畠那生さんの個性的な絵も不思議な魅力で迫ってきます。
読んだら忘れられない印象に残る絵本です。

おやゆびひめ

おやゆびひめ(H.C.アンデルセン 作、斉藤洋 文、西巻茅子 絵、岩崎書店、2002年)

斉藤洋さんは絵本の翻訳も多く手掛けています。この絵本はアンデルセンの名作で、ご存じの方も多いでしょう。
斉藤洋さんは難しい表現は避け、小さいお子さんでも分かりやすいように簡明な文章で物語を綴っています。優しく温かい文章に、西巻茅子さんの柔らかいタッチの絵がよく似合っています。

しょうがっこうへいこう)

しょうがっこうへいこう(斉藤洋 作、田中六大 絵、講談社、2012年)

これから小学校へ入学する新入生に是非読んでほしい絵本です。
間違い探しや迷路、言葉遊びやクイズなど、いろんな楽しい遊びを交えながら、小学校とはどんなところか教えてくれます。例えば通学の仕方、授業でどんなことを学ぶのか、昼休みの過ごし方、保健室の使い方などです。
小学校がどんなところか不安に思ってドキドキしているお子さんも多いでしょう。でもこの絵本を読んだら、きっと学校へ行くのが楽しみになります。

編集後記

斉藤洋さんの文章と、様々な個性ある絵とのコラボが、それぞれに違う魅力となって独特の絵本を作り出しています。謎解きやファンタジーの要素も多彩で、飽きない魅力のある絵本がいろいろあります。
斉藤洋さんは児童書でも活躍されているので、小学校中学年以降は是非、児童書にもチャレンジしてみましょう。

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