近年、「子供は褒めて育てなさい」という意見が多く聞かれます。

でも、子供がやんちゃな男の子で、叱られるようなことばっかりして、褒めるところなんかない、なんて言うお母さんもいるようです。どう褒めて良いか分からないという戸惑いを持っておられる方もいます。
今回は、子供の上手な褒め方について考えます。

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「怒る・叱る」ではなく、褒めて育てるのが基本

ちょっと振り返って、子供に対してどう接しているか思い出してみましょう。

子供を叱ってばかりいる場合は、日々子供の行動にストレスを感じているということです。子供の方も、叱られたばかりでは自己評価が下がるばかりです。
幼児くらいの小さな子は、何が良い行動で、何が悪い行動なのか、自分では分かっていないことが多いです。

子供はある行動をして大人に褒められると、「これは褒められる行動なんだ」と認識して嬉しくなります。すると「もっと褒められたい」という欲求が生まれ、自然と褒められる行動が増えていきます。だから、叱ったり怒ったりするのではなく、「褒める」子育てをすることが基本なのです。

ところが、「これができたら褒めよう」と思っていると、褒めるタイミングを逃してしまうことが多いです。

「褒めるところなんかない」と思っている親は、子供に求める目標設定が高すぎると思われます。そんなときは目標設定を低くして、「少しできたら褒める」を繰り返すようにするとうまくいきます。

例えば散歩中に子供が「抱っこして」と言い出す前に、「今日は自分で歩いて偉いね」「あそこまで歩けるかな?」「すごい!いっぱい歩けたね」などと小出しに褒めるとうまくいきます。子供が自分からやる気になって頑張ったら、たくさん褒めてあげましょう。

上手な褒め方 やってはいけない褒め方

子供が自分に自信を持ち、長所も短所もあるけれど自分は自分、大切な存在なんだと思えるように育てるのが子育ての基本です。上手に「褒める」ことは、子供の自己肯定感を高めます。しかし、褒め方に気を付けないと、子供には逆にストレスになってしまうこともあると知っておきましょう。

やってはいけない褒め方の例は以下の通りです。

  1. 他人と比較して褒めること。
  2. 皮肉を入れて褒めること
  3. 結果だけを褒めること。
  4. 人に褒められたときに謙遜しすぎること

兄弟姉妹や友達、クラスの他の子などと比較して褒めるのはやめましょう。比べるときは、その子の1年前や2年前と比べて「成長したね」「あの時はできなかったけど、今はできるようになってすごいね」などと褒めると、子供も素直に受け止めることができます。

子供が良い行動を取ったときに、「珍しいね」とか「いつもこうならいいのに」などと皮肉を込めてしまうと、ネガティブなイメージがついてしまいます。褒めるときはシンプルに褒めましょう。
結果だけでなく、努力した過程も褒めるようにしましょう。例えば「テストで一番を取って偉いね」ではなく、「一生懸命努力して、頑張ったね」と褒めます。頑張っても結果がついてこないときもありますが、そのときは子供の悔しい気持ちに共感して、その努力を認めてあげましょう。

親が得意な分野だったりすると「できて当たり前」と思いがちですが、親と子供は違います。褒める目安や価値基準はその子に合わせて設定しましょう。クラスの他の子に比べて成績が悪くても、その子が努力しているなら認めてあげるべきです。

日本人には謙遜の文化がありますが、他人に自分の子を褒められたときに強く謙遜しすぎると、やはりネガティブなイメージがつきまといます。傍で聞いている子供としては嬉しくないでしょう。「褒めてもらえて良かったね」と子供に伝えられたらいいですね。

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