感染症の流行で休校になると、大勢の子供たちが自宅で過ごすことになります。友達に会えないストレスや学習の遅れへの不安、生活習慣の乱れなど、保護者の心配も募るばかりです。
今回は、休校中の家での生活を少しでも楽しく、充実させるためのヒントをご紹介します。
生活リズムを守る
休みだからと夜更かししてゲームしたり、朝寝坊して朝食を食べなかったりという生活を続けていては、あっという間に生活リズムが崩れてしまいます。
そこでおすすめなのは、休校中の一日のスケジュール表を作ることです。例えば、朝は7時までには起きて朝食をきちんと食べる。夜は遅くても10時までには寝る。ゲームは1日2時間まで。学習の時間を決める、などです。できれば、自宅でできるストレッチや軽い運動の時間も作りましょう。
スケジュール表にそって行動することで生活にメリハリをつけることができ、体調管理にも役立ちます。生活習慣や食生活の乱れは免疫力低下にも繋がります。健康のためにも生活リズムを守りましょう。
ママの負担を減らそう
休校中よく母親から聞かれる声は、食事を作るなどの家事の負担が増えて大変というものです。学校給食がなくなったことで、母親の家事の負担は確実に増えます。
そこで、小学生2人がいる我が家では、ママの負担が増えることを説明して、積極的にお手伝いをお願いしました。例えば洗濯物をたたむ、お布団を敷く、お風呂掃除、食事の準備や片付け、掃除などです。
子供たちは、状況が理解できれば手伝ってくれます。家族としての役割を担うことで責任感が芽生え、頼もしく成長してくれます。
困っているときは正直に話して手伝いを頼み、家事をやってくれたときは感謝の気持ちを伝えましょう。
時間がたっぷりある今だからできることをやろう
学習面では、苦手分野の克服を目指しましょう。以前のテストの間違いを見直すと良いでしょう。時間の問題が苦手だったり、展開図の問題が苦手など、その子なりの課題があると思います。普段は忙しくてなかなか復習する時間が取れませんから、時間がたっぷりある今こそ、復習するチャンスです。
自学自習を迫られる子供たちも多いと思います。しかし、自分から進んで学習し、自分で調べて問題を解決する能力は、これから社会で生きていくためにも重要なスキルです。インターネットも有効に活用し、自学自習に役立てましょう。休校の期間を、自学自習を習慣づけるチャンスと捉え、分からないことがあったら自分で調べるスキルを身につけましょう。そのスキルは、今後必ず役に立ちます。
もう一つ、休校中におすすめなのは読書です。学校があるときは授業に部活、学校行事などがたくさんあって、なかなかゆっくり読書する時間が持てないものです。読みたい本がたくさんある子もいれば、あまり本を読まない子もいるでしょう。本を読む習慣がない子は、休校中におもしろい本にたくさん触れて、この機会に本好きになってしまいましょう。本を好きになれば、「暇で何もすることがない」なんてセリフも言わなくなります。今は、インターネット上で読める作品がたくさんあります。
感染症の流行は親にも子にも大変な時期となりますが、少しでも子供たちの生活が充実することを願っています。