子供の誤飲事故で、多いものは何でしょうか?
実際に起きているのはたばこ、薬、化粧品、洗剤、漂白剤、家庭用殺虫剤、防虫剤、ボタン電池、コインなどの誤飲事故です。このようなものが、お子さんの手の届くところに置いてありませんか?

子供の手の届く場所は、成長とともに変わります。保護者が注意すべき対象もどんどん変化していきますので、次々と新しい対処が必要になります。
実際に起きている事故の例を知り、事故を未然に防ぐための対策を取りましょう。また、万一誤飲事故が起きてしまったときの、対処法についても知っておくと安心です。

赤ちゃんと誤飲事故

赤ちゃんが生後5〜9ヵ月になる頃が、最も誤飲事故が多い時期です。赤ちゃんがお座りを始め、はいはいするようになると、行動範囲がぐっと広がります。床にあるものや棚の下の段にあるものなど、手の届く位置にあるものは何でも口に持っていくようになるので、注意が必要です。
3歳未満の乳幼児が思いっきり口を開けた時の口径は、約39㎜といわれています。つまり、直径39㎜以下のものなら何でも口に入ってしまうということです。それを意識して、赤ちゃんにとって危険なものを片付けるようにしましょう。小さなものは高さ1m以下に置かない方が安全です。

一番多いのはタバコの誤飲

中毒110番へのタバコについての相談件数は、年間3,600件、全相談件数の1割に相当します(日本中毒情報センター 2011年)。乳幼児の誤飲事故で一番多いのがタバコなのです。
タバコの灰皿は子供の手の届く位置には置かないようにしましょう。また、ジュースやビールの空き缶に吸殻を入れないようにしましょう。子供が間違って飲んでしまう危険があります。

子供の成長に合わせて対策を取りましょう

赤ちゃんがはいはいする頃は、床に落ちている物や低い位置のものに注意が必要です。つかまり立ちし、立って歩くようになると、テーブルの高さにあるものにも注意が必要になります。
お子さんが洗面台や流しの下の扉を自分で開けて、収納してある洗剤や漂白剤を取り出してしまうこともあります。低い位置の扉や引き出しにはストッパーをつけるなどして、対策を取りましょう。危険の多いキッチンに赤ちゃんが出入りしないように、柵を取り付けると安心です。

子供が1〜2歳になるとますます行動範囲が広がります。テーブルの上に登ったり、何かを踏み台にして高い位置にも手が届くようになるので、注意が必要です。
例えば棚の上の救急箱、冷蔵庫の中の薬、シンクで漂白中のコップなどにも気を配る必要があります。言葉で説明しても子供が理解できないうちはもちろん、ある程度理解できるようになっても、6歳くらいまでは誤飲事故がよく起きます。安全対策を怠らないようにしましょう。

食べ物にも注意

誤飲について書いてきましたが、乳幼児の場合、食べ物をのどに詰まらせる事故も多発しています。事故の原因はピーナッツなどの豆類、あめ、グミ、プチトマトなどです。
離乳食を始めていても、まだ歯が生えそろっていなかったり、飲み込む力が弱かったりしますので、これらの食べ物は注意が必要です。
以下、窒息したり、異物を飲み込んでしまったときの応急手当について、サイトを紹介します。参考にして下さい。

『子供の事故防止支援サイト:応急手当』
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/general/infomation/firstaid.html

子供の安全グッズ

○開けてほしくない扉の開閉防止に。多目的ストッパー

○子供の侵入を防ぎます。ベビーゲート

参考サイト
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/general/

参考本

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