0〜6歳の子供の事故で多いのが、誤って落ちたり転んだりする転落事故です。赤ちゃんの事故はどんなときに起きているのでしょうか??
また、子供が歩き始めてから起きやすいのは、どんな事故でしょうか?
実際に多い事故の例を知り、事故を未然に防ぐための対策を取りましょう。
赤ちゃんの寝返りと転落事故
生まれて3〜4ヵ月もすると、赤ちゃんは寝返りをするようになります。ベビーベッドやソファなどの高いところに一人で寝かせていると、寝返りして落ちてしまうことがあります。ベビーベッドに寝かせたときは、必ず柵を立てるようにしましょう。
まだ寝返りしない赤ちゃんでも油断は禁物です。足で蹴って予想以上に移動することがあります。テーブルやソファなどの高いところには寝かせないようにしましょう。
子供の成長に合わせて対策を取りましょう
生後6〜7ヵ月にもなると、赤ちゃんははいはいを始めます。行動範囲が広がり、転落事故の危険性が高まります。階段には柵を取り付けると安心です。
つかまり立ちを始める頃には、ベビーチェアからの転落事故が増えます。食事中、目を離さないように気を付けましょう。背の高いベビーチェアを使うときは、安全ベルトがついているものを選ぶと良いでしょう。ベビーカーに乗せるときは必ずベルトをつけましょう。子供が急に立ち上がったり、のけ反ったりして、転落することがあります。
子供が1歳になり、立って歩き始める頃が、最も転落事故に注意が必要です。よちよち歩きで頻繁に転びますので、部屋の中に余計な物をなるべく置かないようにしましょう。転んだ時の怪我防止のために、床に柔らかいマットを敷くのも良いでしょう。机の角に頭をぶつけて怪我をしたりしないように、テーブル用のコーナークッションカを取り付けるのも対策の一つです。
ベランダや窓からの転落
子供が1〜2歳になり、行動範囲が広がると、自分で窓を開けてベランダに出てしまうことがあります。危険な場所に子供が近づかないように、ドアや窓にストッパーを取り付けるなどして、対策を取りましょう。
ベランダや窓際には、踏み台となるようなものを置かないようにしてください。例えば、ソファを踏み台にして登った子供が、窓から転落する事故が起きています。ベランダに置いてある鉢植えやビールケースなどを踏み台にして、子供が落下する事故も起きています。
赤ちゃんが成長して動き回るようになる前に、ベランダの柵の高さや隙間の大きさが安全であるか確認しておきましょう。
子供の転落事故防止グッズ
○ベビーゲート
○テーブル用コーナークッション
○サッシロック
参考サイト
http://www.niph.go.jp/soshiki/shogai/jikoboshi/general/