せなけいこさんは、2011年に第50回日本児童文芸家協会児童文化功労賞を受賞した絵本作家です。

貼り絵を使った独特の作風で知られ、世代を超えて愛されています。

今回は、そんなせなけいこさんの絵本をご紹介します。

ねないこだれだ

人気シリーズ「いやだいやだの絵本」の1冊です。
なかなか寝ない子を寝かしつけたいときに読み聞かせる定番の1冊です。分かりやすい内容なので、2歳くらいから楽しめます。
長年愛されるロングセラー本ですが、繊細な子は凄く怖がって読みたがらない場合もありますので、無理強いはやめましょう。逆に怖くて眠れない、なんてこともあるかもしれません。

いやだいやだ

人気シリーズ「いやだいやだの絵本」の1冊です。
子供が2歳ぐらいになると反抗的な態度が増える「いやいや期」に突入します。それまでは素直に親の言うことを聞いていたけれど、自我が芽生え、自分でいろいろやりたい欲求が出てくるんですね。でもなかなか上手くいかなくて「いやだいやだ!」の連続です。親子にとって大変なこの時期、この絵本を読んで客観視できると親は気持ちが楽になります。小さな子にも分かりやすく、何か考えさせる力がある絵本です。

あーんあん

あーんあん - あーんあんの絵本(せなけいこ 作、福音館書店、1972年)

あーんあん - あーんあんの絵本(せなけいこ 作、福音館書店、1972年)

せな けいこ
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「あーんあんの絵本」シリーズの1冊です。
保育園に行く小さな子の素直な気持ちが表現されています。思いがけない展開に大人はびっくりしますが、小さな子は素直に受け止めるようです。親子の信頼関係が感じられる温かい絵本です。貼り絵も楽しいので注目です。
赤ちゃん向けで、0歳~2、3歳くらいのお子さんにおすすめです。

おおきなおおきなねこ

せなけいこさんといえば赤ちゃん向け絵本や「おばけ」シリーズが有名ですが、こちらは全く趣の異なる昔話風の物語です。作者がノルウェーを旅行中に聞いた話を参考にしたそうですが、舞台は日本で、登場するのは河童なので、全く新しい話と考えて良いでしょう。
偶然や勘違いから巻き起こる騒動。勘違いを利用する「おばあさん」。とんちが効いた面白いお話です。

おばけのてんぷら

初版は1976年のロングセラー絵本です。
今でも古びないユーモアあふれるキャラクターが魅力です。特に、ここに登場する「おばけ」は愛嬌があっておもしろく、子供たちに人気です。
貼り絵で作られた構図が面白く、独特の世界を作り出しています。
人気の絵本のため、持ち運びしやすい小さいサイズの絵本も出版されています。

ゆうれいのたまご

貼り絵が楽しい絵本です。
木の下に何だか変な卵が三つ。何の卵かワクワクドキドキ、気になります。
意外なものが次々飛び出すので、読むと小さな子は大喜びです。
絵本に「ゆうれい」が登場しますが、幽霊の世界も色々大変なんだなあと、笑ってしまいました。せなけいこさんの独特の世界観が面白いです。
大きいサイズと小さいサイズの絵本がありますので、購入の際はご注意を。

てるてるぼうずとふりふりぼうず

皆さんは晴れが好きですか?それとも雨?きっといろんな意見があるでしょうね。
この絵本を読むと、お気に入りの傘を差して、ピンクの長靴を履いて、水たまりでバシャバシャやってよく遊んでいた娘のことを思い出します。傘に当たる雨音や水たまり、ちょっとだけ非日常な雰囲気が楽しいのでしょうか。小さな子の中には、「雨の日」が好きな子も結構いますよね。でも、遠足の日は絶対晴れがいい!
そんな子供たちの気持ちが元気いっぱい伝わってくる絵本です。

めがねうさぎのうみぼうずがでる!!

「めがねうさぎ」シリーズの1冊です。
みんなを怖がらせたい「おばけ」が、一生懸命頑張ります。その姿が滑稽でシュールで、読者の笑いを誘います。せなけいこさんのファンにはたまらない1冊です。
「うさこ」の天然なキャラクターとちっとも怖くない「おばけ」の組み合わせが抜群です。親子で楽しんで下さい。

いじわる

せなけいこさんは見開きにこう書いています。「ふしぎな事にいじわるというものは、いじめた方はすぐ忘れちゃうのにいじめられた方はいつまでも覚えている」。「いじめ」の核心を突く言葉だと思います。
せなけいこさんはこの絵本で、意地悪は連鎖して続いていくこと、誰かがその流れを止めなくてはならないことを、幼児にも分かりやすいまっすぐな言葉で表現しています。

かくれんぼ

小さい子向けの絵本です。
果物たちがかくれんぼして遊ぶという単純な内容ですが、流石せなけいこさん、一味違ったかくれんぼになっています。それぞれの果物たちが知恵を絞ってどこにどう隠れたのか、親子で絵本を読みながら楽しんで下さい。ユーモアと意外性がある内容です。
読み終わったらかくれんぼがしたくなる1冊。

編集後記

せなけいこさんの絵本はのんびりほのぼのしていて、ユーモアがあり、独特の感性がきらりと光る絵本が多いです。親も子供も一緒に楽しめますので、読み聞かせにおすすめです。
「めがねうさぎ」シリーズや「おばけえほん」シリーズなど、たくさんシリーズが出版されていますので、気に入ったら他の絵本も読んでみてください。

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