古くは『巌窟王』の名で知られる、19世紀フランスの文豪デュマの作品の完訳です。

無実の罪を着せられ、投獄された若者エドモン・ダンテスは、14年間の牢獄生活を送ることになります。脱獄を果たし、モンテ・クリスト島で莫大な財宝を手に入れた彼は、「モンテ・クリスト伯」と名乗り、パリの社交界に登場します。壮大な復讐劇の始まりです。

全7巻と随分な長編ですが、読者を惹きつける筆力が圧倒的で、先が気になってどんどん読み進めてしまいます。急に話が脱線したように思えたり、まったく新しい登場人物が出てきたりしてびっくりしますが、すべてはストーリーの伏線です。

少年文庫などで抄訳も出ていますが、それでは面白さが半減してしまいます。読むなら是非、完訳をおすすめします。
極上のエンターテイメントをお楽しみ下さい。

※『モンテ・クリスト伯(一)』アレクサンドル・デュマ作、山内義雄訳、岩波文庫、昭和31年(全7冊)

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