家族みんなが集う場所、リビング。
みんなが集まる場所だから、服や小物が家族のぶんだけ集まりやすい場所でもあります。リビングがキレイで快適だと、それだけで家全体がキレイになった気分になります。リビング収納のポイントを押さえて快適リビングを創りましょう!
家族の私物を持ち込まない
みんなが集い、安心する場所だからでしょうか、リビングにはモノが集まります。それを一人で整理整頓するのはとーっても大変。家族に協力をお願いしましょう。
- 家族ごとにバスケットを用意。その中にリビングで使うモノを入れ、片付けたい時はそのまま移動出来るようにする。
- リビングに置くモノは良く使うモノだけ置くように厳選する。それ以外は別の部屋に置く。
- 子どものおもちゃはあらかじめお片付けボックスを用意し、そこに入るだけ持ち込む。
などです。
リビングは大人から子どもまで使う場所ですから、収納グッズも、「入れるだけ」「取り出すだけ」など簡単なものが望ましいでしょう。
リビングに溜まりがちな洗濯物はカゴや布製バスケット、ランドリーバスケットを利用しましょう。使わない時は重ねられる収納グッズが良いでしょう。畳む時間が無い時は、家族分用意したランドリーバスケットに投げ入れておくだけでもリビングがスッキリします。
文房具や裁縫道具、子どものお絵かきグッズなど、小さいモノは、色違いのバスケットや、ラベル、ファイルケースなどを利用し、分かりやすくしましょう。モノの定位置を決めて、使い終わったらそこに戻すようにします。
ダイニングテーブルには、モノは置かない
ごはんから宿題まで。みんなが使うテーブル、ダイニングテーブルです。このダイニングテーブル、何にも置かないまっさらな状態の時間はどれだけありますか?
「はっ、そういえば、もう半年以上ハサミやノリが隅っこに追いやられている…」と思ったあなた、大丈夫、我が家もです(笑) なぜこんなことになってしまうのでしょうか?
それは、「まとめて移動できないから」です。小さいバスケットやプラカゴをいくつか用意して、そこに文房具、書類、ハンドクリーム類、など分類して置くようにします。近くに棚やラックがあれば、ケースごとそこに置いて、使うときだけ持ってくればOKです。食事の時間もケースごと移動できるので、テーブルがとっても広く使えます。
そして、ぜひオススメなのが、1日1回は何も置かない時間を作ること。
できれば、みんなが出勤、登校した朝がベスト。朝のうちにダイニングテーブルの上に何も置かないでおくと、1日が気持ち良くスタートできますし、帰ってきてそれを見た家族が「なんかモノを置いちゃいけないかも…」と思ってしまう、心理作戦です♪
しかし、ケースで分類にしても、モノを置かないにしても、家族の協力が必要不可欠です。自分だけ気合いを入れても、テーブルの上のおもちゃや化粧品が続々増えていく我が家のように…(ため息)。
せめて、ボックスを用意して、その中に入れてもらえるように・・・うーむ、、家族の中で一番?押しの弱い私の場合は時間がかかりそうです(笑)。
動線の確保をする
リビング収納に動線の確保は必須です。
飲み物を冷蔵庫に取りに行こうとして、テレビの前から立ち上がって、ソファーにぶつかって、チェストにぶつかって…では大変。ドアやキッチン、テレビなど、全てがひとつながりになるようなルートを確保し、それをじゃましないように家具を置いていきましょう。
ソファーは置く?置かない?
リビングの部屋作りをする際、ソファー選びに悩む方も多いのでは?
我が家もそうなのですが、15年以上前に父親が購入した大型のソファー。当時は子どもだったので、「でっかいソファー!よっしゃ!」みたいな感じだったのですが、今は「ソファーじゃま〜、掃除し辛いし、部屋も狭く感じる〜」と文句ぶうぶうです。
喜んでいるのはトランポリン代わりに使う6歳の甥っ子と、ベッド代わりに使う猫3匹(笑)。
大きいソファーも子どもとペットには楽しいのですが、リビングを広く使いたいなら小さいソファーがオススメです。ソファーを持ち上げて掃除機もかけやすいですし、部屋の空間を圧迫しないので、リビングが広く感じられます。
ソファーの他、家具全体の高さを低くすれば部屋を広く感じることができます。
あえてソファーを置かずに床にクッションや座椅子を置くロースタイルも、椅子だと背中が丸まりがちな姿勢にも良く、健康にオススメです。
見せる収納と見せない収納を使い分ける
ガラスの扉のチェスト、扉を閉めると中が見えなくなる棚など、家具には「見える収納」と「見せない収納」があります。
それぞれの特長を知っておくと、リビングがより快適に過ごせる場になります。
見せない収納の特徴
- 小さい家具だと、視点の重心が下にくるので、バランスが安定してコンパクトに見える。
- 大き家具だと、部屋の空間を形で遮ることになる。
見せる収納の特徴
- 小さい家具は、多く並べると、ごちゃごちゃとして落ち着かない印象に。
- 大きい家具は、ゆったりと開放的に収納できる。背の高いオープンな棚を壁面に置いても大丈夫
それぞれの特長を組み合わせて利用する収納術
見えない収納と見せる収納の割合を上手く使い、リビングを広く見せましょう。
- 蓋を開けると中に収納できるスツールを使う。
- オープンなチェストを使い、一段に3つだけ、など余裕をもって収納する。
- 引き出しの付いたダイニングテーブルに文房具をしまう。
- ワイヤーラックに目隠し用のカーテンを付ける。
- CDや雑誌、絵本など大きさや形が揃っているオシャレな物は見せて、細々としたものは引き出しに仕舞い、見せない。
リビングは家の中でも広い部屋。広く見せたり、キレイを心掛けることで、家全体が住みやすく感じますよ。
リビングの雰囲気作り
ナチュラル、モノトーン、ポップ…。おうちのリビングはどんな雰囲気ですか?
リビングやおうちの「テーマ」を決めて色や素材で家具やカーテンなどを選んでいくと、おうち全体が洗練された感じになり、スッキリします。ポイントは3つです。
- 多色にしない
- 色遣いは2〜3色に留める
- 収納グッズは色や素材を統一する
1.多色にしない
特に、雑貨や文房具、おもちゃなどは部屋をカラフルにしがちです。細々としたものは、引き出しやボックスなどに入れて、見えない収納で視覚的にチカチカするのを防ぎましょう。
2.色遣いは2〜3色に留める
例えば落ち着いた感じに仕上げたい場合は、「メイン1色(オフホワイト、アイボリー、ベージュなどのベースの色)、サブ2色(モスグリーン、ターコイズブルー、イエローなど、明るくなる色)」を選び、それらを使ってへ部屋の模様作りをします。
3.収納グッズは色や素材を統一する
例えば、収納ボックスをバスケットで統一してみたり、クッションカバーやカーテンをグリーンで合わせる、といった点です。
また、大型の収納グッズというべき家具も、素材や色の他、形にこだわるのも良いでしょう。例えば、丸い家具は優しい印象を作ります。ソファーやテーブルに取り入れると、がらりと印象が変わりますよ。
最後に
部屋が広い分、難しそうなリビング収納ですが、リビング収納のポイントは、ほんのちょとの心掛けです。
一人でこなそうと思わずに、家族も巻き込んで、ワイワイ楽しみながらステキリビングを創りましょう。
まとめ
リビングは、みんなが集まる分、それだけ物も集まりやすいです。
家族の私物はできるだけ持ち込まないように、家族分の蓋のない収納ボックスやバスケットを用意して、その中にリビングで使う物を入れてもらうようにしましょう。
また、メインテーブルであるダイニングテーブルには、テーブルに溜まりやすい細々とした物を分類して入れられるプラカゴなどを置き、食事の時などはそれをサッとどかせるようにします。1日1回はダイニングテーブルに物を置かないようにするのもオススメです。
リビングの家具は「見せる収納」と「見せない収納」を意識して動線を確保しつつ、バランス良く配置しましょう。
家具類の色や素材を統一して、リビングに「テーマ」を持たせれば、ステキリビングへの仲間入りです♪