小学生になると、友達を家に呼んだり、友達の家に遊びに行ったりする機会が増えていきます。
しかし、親が不在の家に勝手に上り込んだり、マナーを守らない子供たちに不快な思いをすることも……。
子供たちにマナーを守らせるにはどうすれば良いのか、対処法を考えます。
どんなトラブルが起きている?
子供の友達が家に遊びに来たとき、小さなものから大きなものまで、様々なトラブルが起きています。
- 保護者が不在の家に勝手に入って遊ぶ。
- 靴をそろえない。
- 冷蔵庫を勝手に開ける。
- 遊んだおもちゃを片付けない。
- 部屋を勝手に見て回る。家族の私物を触る。
- 家の物を壊す。
- 怪我をする。
散らかしたまま片付けずに帰る、冷蔵庫を勝手に開けるなど、不快な気持ちになる保護者も多いでしょう。よその子だからと我慢して強いことが言えず、ストレスを溜めてしまう人もいるようです。
また、保護者が不在の家が子供たちのたまり場になり、大騒ぎして近所迷惑になったりすることもあります。遊んでいるうちに子供の1人が怪我をして大変なことになったケースもあります。
大人がいない家で子供だけで遊ぶと、万一のときが心配です。
ルールを作ろう
子供が成長して友達の家へ遊びに行ったり、友達を家に呼んだりするようになったら、親子でルールを作りましょう。それぞれの家庭の方針によってルールの厳しさや内容は変わるでしょう。例えば「帰るときはおもちゃを片付ける」、「親が不在の家では遊ばない」「5時になったら帰る」、などです。
家に遊びに来た友達にも「我が家の約束事」を伝えて、ルールを守ることを教えていきましょう。根気強く伝えていくことが大切です。「うちは、○○っていう決まりがあるから、そのルールを守ってね」と、我が子にも友達にも伝えます。逆に、友達の家ではその家のルールを守るように伝えます。
それでも、付き合いを続けていくうちに様々な問題が発生するかもしれません。困ったときははっきり子供に伝えて、ひとつひとつ解決していきましょう。保護者が何かを我慢したり、無理をしない付き合い方を模索することが大切です。
お互いルールとマナーを守って、気持ちの良い友達付き合いを続けていきましょう。
困ったときは学校に相談
親同士がママ友の場合、困ったときは直接話して相談することもできます。しかし、子供の交友関係が広がると親同士の面識がない子も増えていきます。子供に伝言を頼んだり、手紙を持たせる方法もありますが、ちゃんと親に伝わっているのかはっきりしなかったり、ちっとも問題が改善されない場合もあるでしょう。
例えば親が不在のとき、家が子供たちのたまり場になって困る。中には親同士の面識のない子も複数いるような場合、連絡帳などで学校の担任の先生に相談する方法があります。特に子供が小学校低学年などの場合、大人がいない家で何かあったら大変です。
学校の全校集会でルールを守るよう話をしてもらえたり、全校生徒向けの連絡網やメールで周知徹底してもらえば助かります。
困ったときは抱え込まず、相談するようにしましょう。