近年、全国各地の自治体で「母子手帳アプリ」を導入する動きがあります。自治体がアプリと連携することで、地域の子育て情報を手厚く提供することが可能になります。


「母子手帳アプリ」とはどんなものなのか、地域と連携することでどんなことが可能になるのか、ご紹介します。

母子手帳アプリとは?

母子手帳は、妊娠が分かると自治体から交付してもらえます。妊娠初期から妊婦健診に持参し、出産後も子供が小学校に入学するまで健康管理に利用します。「母子手帳アプリ」は、これを電子化したものです。

利用者がアプリで出産予定日や子どもの生年月日をなどを登録すると、乳児の月齢に合わせて予防接種や定期健診の案内が届きます。出産や育児の情報も豊富で、初めての出産でどうしたら良いか分からないというお母さんたち役立ちそうです。

妊婦や胎児、乳児の体重などをグラフ化して記録でき、写真を撮って日記をつけたりもできます。ファミリー共有機能を使って、家族で情報を共有することも可能です。

お住まいの自治体が「母子手帳アプリ」を導入している場合は、母子手帳の交付や乳幼児の家庭訪問時にアプリの利用を推奨されます。この場合、お住まいの地域の、子育てに役立つ情報が定期的に配信されます。例えば地域の育児に関する施設、イベント情報などです。地域の病院探しに役立つ機能もあります。母親からの相談に対応する自治体もあるようです。

どんなときに便利?

初めての妊娠のときは特に、妊娠や出産、育児に関する知識が乏しいことが多いです。そんなとき、「母子手帳アプリ」を使って必要な情報を必要なときにすぐ手に入れられるということは、母親にとって大きなメリットになります。

例えば、妊娠中の栄養管理として気を付けるべきことは何か、葉酸や鉄分摂取の重要性、早産や低体重児のリスク、出産や育児にかかる費用、自治体の助成金制度など、知っておくべき大切な情報がたくさんあります。それらの情報を、妊娠の初期や後期、子供の成長に合わせて、良いタイミングで知らせてくれるのは素晴らしいです。

産科医や小児科医が監修したQ&Aも、気にかかることの多い妊婦や乳幼児の母親には助かります。産婦人科や小児科では聞きづらいことも、アプリで調べられたら便利ですね。

予防接種の種類も、年々種類が多くなって母親はスケジュール管理が大変です。アプリでは乳児の月齢に合わせて予防接種に適した日を表示してくれるのでとても便利です。

また、意外に役立つのが子供の身長や体重の記録です。出生時の体重や現在の体重など、度々書類に書く機会があります。でも、そのとき手元に母子手帳がなかったり、パラパラ開いて探すのに手間取ったりして面倒です。アプリなら見たいときにすぐ確認できます。時間に追われる子育て世代の強い味方です。

必要な情報を手に入れるために

現在は、様々な情報をネットから手に入れることが可能になりました。しかし、ネットは多種多様な、玉石混交の世界です。調べても調べても、なかなか必要な情報にたどり着かないということがよく起きます。その点、「母子手帳アプリ」は、これから出産、子育てする世代に密着した、必要とされる情報を掘り下げた内容です。

スマホで「母子手帳アプリ」と入力して検索すると、たくさんのアプリが出てきます。例えば「母子健康手帳アプリ」(NPO法人 ひまわりの会)、「母子健康手帳副読本」(母子衛生研究会)、「母子手帳アプリ 母子モ」(MTI)などです。

自治体でアプリを導入していない場合は地域の子育て情報に関する配信は受けられませんが、妊娠期から子育て中のご家庭に役立つ情報が満載です。是非、利用してみてはいかがでしょうか。

参考文献
※熊本日日新聞総合版2018年5月30日「長洲町 母子手帳 スマホで」
母子手帳アプリのおすすめと導入自治体は?スマホで予防接種を記録・管理できる!(mamanoko)
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