近年、アレルギー性鼻炎や花粉症の子供が増加傾向にあり、幼い頃から長引く鼻水に悩まされる子供たちがたくさんいます。

そんな子供たちのために、自宅でできる上手な鼻水ケアの方法、治療法についてご紹介します。

鼻水吸引グッズを使おう

鼻水が増えると空気の通り道である鼻腔が塞がり、鼻がつまってしまいます。すると乳幼児は呼吸がしづらくなって機嫌が悪くなります。

鼻呼吸ができないと口で呼吸するしかなくなりますが、そうなるとウイルスや細菌が侵入しやすくなり、感染リスクが高まります。眠りが浅くなり、熟睡できません。

乳幼児は自分で鼻水を取ることができませんから、保護者が取り除いてあげる必要があります。現在は便利な鼻水吸引グッズが色々発売されていますから、使いやすいものを探してみましょう。

ただ、吸引を行いすぎるとかえって刺激が強くなり、鼻水を増やしてしまうこともあります。使用時は十分注意して、子供の鼻粘膜を傷つけることがないようにしましょう。心配な場合は、かかりつけ医に相談してみると良いでしょう。

鼻をかむ練習をしよう

2~3歳になったら、自分で鼻をかむ練習をさせましょう。片方の鼻を押さえて、「フーン」と空気を出すようにします。鼻づまりがひどいときはこの方法では出せないことがあるので、無理をしないようにすることが大切です。なぜなら、鼻と耳は繋がっているため、鼻をかむときに力を入れすぎると中耳を痛めることがあるからです。力加減が分かるまで、子供に付き添って一緒に練習しましょう。

なかなか治らないときは病院へ

鼻水が風邪など一時的な症状である場合は問題ないですが、慢性的に出ていたり、ドロッとした粘り気のある黄色い鼻水が続くような場合はかかりつけ医に相談しましょう。アレルギー性鼻炎や花粉症、副鼻腔炎など可能性があり、治療が必要な場合があります。

長引く鼻水を放っておくと中耳炎になる恐れがあり、中耳炎が慢性化すると難聴に進行することもあります。

また、鼻づまりのために熟睡できない日が続くと、子供の場合発育にも悪影響が出ます。特に、脳が発達途上にある12歳~14歳頃までの子供は注意が必要です。

鼻づまりによる睡眠障害は、日中の眠気や集中力の低下を引き起こし、多動など発達障害に似た症状となって現れることがあります。たかが鼻水と侮らず、しっかり治してあげることが大切です。

病院では鼻水症状に対して飲み薬や点鼻薬を処方してもらえます。特に点鼻薬は、お子さんが眠る直前に使ってあげると鼻の通りが良くなり、快眠に繋がります。

鼻水吸引グッズや点鼻薬を上手に利用し、必要なときはしっかり治療を受けて、子供の鼻水を治してあげましょう。

参考文献
※熊本日日新聞総合版平成28年3月4日「”隠れ鼻づまり”要注意」
※くまにちあれんじ2015年11月7日「鼻水に関する悩み」
止まらない子どもの鼻水!自宅でできる鼻水対策はあるの?
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