まだ使えるけれどももう使わないモノを手放したい、しかし捨てるのがしのびないだけでお金に換えようとまでは思っていない、という人には、寄付という方法が最適かと思います。
しかし、寄付するにあたっては、あらかじめ心得ておくべきことがあります。
エゴにならないために
まず基本的なこととして、寄付はニーズありきの行為であることを理解しておく必要があります。
それを無視して要らなくなったものを何でもかんでも寄付という名目で押し付けては、単なるエゴになってしまいます。相手のことを考え、新品あるいは新品同様の美品で、なるべく老若男女を問わず使えるモノを寄付することを心がけましょう。
国や地域、事情などによっては、新品しか受け付けないというケースや、中古品をもらうよりは金銭のほうがいいというケースもあるということも忘れてはいけません。
必ず事前に問い合わせを
また、よくあるのが、連絡もなしに大量の物資を寄付先に送りつけてしまうケースです。これでは、必ずしも需要に合うとは限らないばかりか、保管場所が確保できずにやむなく廃棄処分になってしまうことが多く、せっかくの厚意が無駄になってしまいます。
送る前に、必ず寄付先に問い合わせをしましょう。
相手への思いやりと気持ちの余裕
寄付にしても知人にもらってもらうにしても、お金に換えるのが目的でない限り、相手の気持ちを考えることと、見返りを求めないことが一番大切な心構えだと思います。これらは売ることよりは易しい行為ですが、自分の不要品を欲しがる相手に出会える確率は、私たちが思うより低いのが常です。
需要と供給が合わなくてもともと、合えばラッキーというぐらいの気持ちの余裕がある人にこそ適している、使わないモノの手放し方だと思います。