2人目の子供が生まれて幸せいっぱい。けれど、産院から自宅に戻って上の子との生活が始まったら、上の子が赤ちゃんにイタズラばかりして困る。困るだけではなく、危ないこともするのでひやひやする。そんなお母さんたちの声を多く聞きます。

今回は、上の子が赤ちゃんにイタズラするときの対処法について考えてみます。

上の子が1〜2歳のとき

急に我が家にやってきた赤ちゃんに興味津々のお兄ちゃんお姉ちゃん。赤ちゃんのことをおもちゃか何かと思っているのか、叩いたり、引っ張ったり、時には噛んでしまうこともあります。上の子が1歳では、まだ親の言葉が通じません。何をやってはいけないのか、これは危ないのか危なくないのか、判断できないのが1歳です。お母さんは赤ちゃんが2人いると思って2人から目を離さないことが大切です。
常に気を付けていなければならないのでお母さんは大変ですが、子供はどんどん成長します。大変な時期はいずれ過ぎると思って頑張りましょう。
2歳になると少し親の言葉が理解できるようになりますが、まだ他人のことを思いやるのは難しい時期です。しかし、上の子は赤ちゃんに興味があって触りたがっているのですから、その気持ちは大切にしてあげましょう。上の子が危ないことをしたら、そっと抱っこしてあげて、「こんなふうに優しく触ろうね」「ぎゅってつかんだら痛いから気を付けようね」と根気よく教えてあげましょう。
危ないからと強く叱ったり、叩いたりしても、1〜2歳児には叱られた理由が理解できず、自分が攻撃されたと思ってしまいます。むしろ逆効果で、赤ちゃんへの嫉妬心や悪感情が強くなってしまいますので、叱ってはいけません。
危ないときには制止し、根気よく赤ちゃんへの構い方を教えていきましょう。

上の子が3〜4歳のとき

3歳になると、何が危ないのか理解できるようになってきますし、他人を思いやる気持ちも生まれています。親の言葉も理解できますので、やっていいことと悪いことをしっかり教えましょう。
4歳の子が赤ちゃんの布団に飛び乗るなど危険なことをしたら、強い口調で叱ることも必要です。この年になれば、親の言葉をしっかり理解でき、それに応じて自分の行動も抑制できるようになります。1〜2歳児のように叱れば逆効果ということもなくなりますので、危ないことをしたら2度としないように教えましょう。
ただ、赤ちゃんと上の子を一緒にしておくと危ないからと引き離してはいけません。危なくないように親が横について、上の子が赤ちゃんと一緒に遊べるようにしてあげましょう。「いないいないばあ」したり、ボールを優しく転がしたり、きょうだいが仲良くなれる機会をいっぱい作ってあげましょう。

上の子に赤ちゃんのお世話をしてもらおう

赤ちゃんに興味津々で、ついあれこれ構いたくなるお姉ちゃんお兄ちゃん。失敗して赤ちゃんを泣かせてしまったり、危ないことをしてしまうくらいなら、上の子にできる赤ちゃんのお世話の仕方を教えてあげるのも良い方法です。
例えば赤ちゃんのよだれを上の子にガーゼで拭いてもらう。赤ちゃんの着替えを危なくない範囲で少しだけ手伝ってもらう。オムツをたたんでもらったり、タオルを持ってきてもらうなど。赤ちゃんの遊び相手になるのも立派なお手伝いです。
幼い子供のお手伝いですから、上手にやれなくても当たり前です。その気持ちに感謝して、「ありがとう」を伝えましょう。
日々手伝ってもらっているうちに、ある日本当に役立ってくれていると実感する日が来ます。赤ちゃんへの困ったイタズラを、お手伝いという良い方向へ転換できたら素敵ですね。

【参考文献】
※『上の子 下の子 きょうだい育て』プチタンファン企画室、主婦の友社、平成17年
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