蚊といえば以前は夏場だけのものでしたが、最近では生命力が強くなったのか環境に対する適応力が上がったのか、はたまた地球温暖化のせいなのか、真冬を除けばほぼいつでも存在するようになり、刺されるストレスも年中抱えていなければならなくなってきました。
しかし、蚊に刺されないどころか寄せつけることさえさせない、いい方法があるのです。
大軍の蚊をも寄せつけない
それは、みかんなどの柑橘類の皮で、腕や脚など、よく蚊に刺されそうな箇所をゴシゴシこする、これだけです。つまり、柑橘類の汁を肌に塗るのです。
これだけで、蚊は寄ってこなくなります。たとえ大軍で押し寄せようとも、逃げてしまうのです。
シトロネラールの威力
本当に柑橘類の皮の汁は蚊を寄せつけないのか、刺されなかったとしてもたまたまではないのか、と思うかもしれませんが、効果は実証されています。
蚊をたくさん入れた容器の中に夏みかんの皮の汁を塗った腕を1分間差し入れた場合と、何も塗っていない腕を同じく1分間差し入れた場合とで、蚊に刺された個所の数を比較する実験によると、何も塗っていない状態では13ヶ所も刺されたのに対し、夏みかんの皮の汁を塗った場合は、なんと1ヶ所も刺されなかったという結果が出たのだそうです。
柑橘類には、シトロネラールという成分が含まれています。高濃度のシトロネラールには、蚊を殺してしまうほどのパワーがあります。蚊が夏みかんの汁を嫌ったのは、この成分を避けたからなのです。
蚊取りグッズいらず!
ちなみに、柑橘類の皮を乾燥させて焼けば蚊取り線香代わりにもなるので、あらゆる蚊取りグッズを買わずに済んで経済的だし、柑橘類独特のさわやかな香りも楽しめます。