断捨離のスタート

「断捨離」という言葉は知っていましたが、本当にやってみようという気になったのはつい最近のことです。
引っ越してきて4年。食器棚には皿が増え、お箸やスプーンを置いたコーナーが雑然としてきました。なんだかゴチャゴチャしているなあ。どうにかしなくてはと思いつつ、そのままにしていたのです。

しかし、積み重なったお皿が重くて、下の皿が取り出しづらい。隙間がないので、奥の物を取り出そうとして手前のコップを落とし、危うく割ってしまいそうになった。お箸は来客用の物があったはずなのに、どこにあるのやら見当たらない。などなど、日常生活でキッチンを使う際、いちいちストレスがかかることに気づき、一大奮起。もう我慢できない!片づけてやるぞ。
ということで、まず私の「断捨離」はキッチンからスタートしたのでした。

※「断捨離」はキッチンからがおすすめの理由→見てわかる、キッチン断捨離 (マガジンハウスムック)があります。

キッチン断捨離 お皿

我が家の場合、ハードルが高かったのはお皿です。多くが頂き物のお皿なのですが、そのうちでも半分は祖母が陶芸教室で焼いた品々ですから特殊なケースといえるでしょう。大きくて重たく、形もバラバラですから、重ねにくく、場所を取ります。祖母の遊び心で変わった形の物も多く、申し訳ないのですが使い勝手が悪い物もかなりありました(もちろん、素敵なお皿もたくさんありましたが)。

これまでは、少しヒビが入っても「おばあちゃんが作ったものだから」と捨てられず、取っておいた物でした。今回、傷ついたお皿を最初に捨てました。頂いて数年間、形が特殊なので全く使っていなかった物もこの際、思い切って処分。お気に入りのお皿だけを残しました。おかげで食器棚のスペースが広くなり、物を取り出す際に重い皿を持ち上げたり、奥の方へ無理に手を伸ばす必要もなくなり、随分ストレスが軽減されました。

物が少なくて取り出しやすいということは、こんなに気持ちの良いことなのかと実感する一方、心の中で祖母に「ごめんなさい。でもいつもありがとう」と唱える私です。

キッチン断捨離 昆布がたくさん

お皿を「断捨離」後、次に取り掛かったのが食料品です。冷蔵庫は割と綺麗にしていたので(燃やすゴミの日の前日に不用品がないか冷蔵庫をチェックすることにしています)、常温の食料品を収納した棚の中身を確認することにしました。

棚は三段で、見るからにゴチャゴチャしています。それまでは食事を作る際、「あれ、片栗粉はどこだ?乾燥ワカメは?」とよく引っ掻き回して探していました。
棚の中身をテーブルに並べてみると、奥の方にあることを忘れてしまっていた物が出てくる、出てくる……。だし用昆布が3袋、乾燥ワカメが使いかけの物も含めてこれまた3袋。味海苔のケースが2つ。味海苔は箱入りの物を先日頂いたばかりでした。

我が家ではこれらの品をよく親戚から頂くので、その際深く考えずに棚にポンポン入れていたことに気づきました。1年間使い続けても使い切れない量と判断し、半分ほどは喜んでくれそうな別の親戚に譲りました。

キッチン断捨離 食料品の棚

キッチンの棚は上段、中段、下段に分かれています。時々片づけても、いつの間にか中身が入り乱れ、どこに何があるのか分からなくなってしまうのです。次第に物が増えて奥の物が見えにくくなるのも原因ですが、我が家の場合、夫と妻の双方が料理を作り、使った物を適当に棚に戻すので、それを繰り返すことでどんどん棚の中身が移動して混乱するのだと気づきました。

賞味期限の切れたものは処分し、持っていても使うことのない乾物は処分。小麦粉などは予備がたくさんあるので、使い切るまで新しく買うことは禁止。使い切れない物で譲れそうな物は人に譲る。そんな風にして、物の量を3分の2くらいに減らしました。残った物は、使うと決めた物です。

それをそのまま棚に戻したのではまた混乱するだけなので、①お菓子の材料②乾物③粉類(小麦粉、塩、片栗粉など)の3つに分類して棚に入れ、その分類をマジックで書いて棚に貼りました。これで使った後に棚のどの段に戻せばいいのか一目で分かります。その後、食料品の棚が混乱することはなくなりました。

キッチン断捨離 コンビニで

我が家ではお箸やスプーン、ストローなどを食器棚の一角に立てて収納していたのですが、ここも断捨離の対象となりました。物が増えすぎて雑然とし、「栓抜きはここのはずだけど」「来客用のお箸はどこ?」と、あるはずの物がすぐには見つからない状態になってしまっていたからです。
このコーナーの物を全部テーブルに並べてみると、こんな狭いスペースにこんなにたくさんの物が詰まっていたのかと驚きました。

一番印象的だったのは割り箸とプラスチック製のスプーン。コンビニのレジでよく貰うあれです。それぞれペン立て1個分はあったでしょうか。それ以外にプラスチック製のスプーンは、何十本も入った市販の物まで出てきました。これは私が出産で入院した際、来客用にと夫が買った物でした。夫は自宅にたくさんあるのに気づかず、買ってしまったのでしょう。

必要な時に見つからないのなら、持っていても持っていないのと同じです。そのことに気づいたら、断捨離で物を処分することに随分抵抗感がなくなりました。

靴の断捨離

靴の断捨離を始めたきっかけは、私の1歳になる娘が靴箱を開け、中の物をひっくり返して遊んだことでした。玄関に散乱した10足以上の靴をため息とともに眺め、たくさんある夫の靴を見て、全然履いているところを見ないなあと気づいたのです。この靴、本当に必要なのでしょうか?

夫の物なので何も言わずにこれまで過ごしてきましたが、この機会に確認してみよう。そう思い立って尋ねると、なんと夫は8足中5足は要らないと返答。普段残りの3足しか履いていないことが分かったのです。

子供の靴も確認して、穴が開いた靴、汚れて誰にも譲れそうにない靴は処分。靴箱に入りきれないので別に保管していた子供の靴や自分の靴もすべて出して確認してみました。独身時代に履いていたヒールの高いサンダル、履き心地が悪いのでほとんど履くことのなかったブーツ、パーティ用のハイヒール。最近の私はヒールの高い靴をほとんど履きません。迷いましたが、きっと履く機会はないと判断し、処分することに決めました。

靴箱が半分ほど空いたので、別に保管していた靴からお気に入りの物をチョイスし、並べました。なんだか気持ちが華やぐようです。まだ履ける靴を処分するのは随分勇気が必要でしたが、結果を見て満足しました。履かない靴でいっぱいの靴箱より、お気に入りの靴が並んだ靴箱の方が、断然気持ちがいいです。

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