筆者の場合、普段のこまごまとした片付けの時はそうでもないのですが、たまにやる大々的な片付けになると、なぜか要領が悪く、いっこうに進まない状態になってしまうことがあります。
今回はその原因について考えてみました。
片付ける前よりちらかる理由
さまざまな片づけ本を読むうちに思い当たったのは、作業中あちこちに視線が飛びすぎるということです。
ある一箇所だけを片付けるつもりで手をつけている最中でも、つい別のちらかった場所にも目が行ってしまい、まずあそこから片付けないとこっちも片付かないのではと、今片付けているモノを放置してそちらに行ってしまうのです。そしてまた別の場所が気になってそちらに移動、というのを繰り返すうちに、気づけば片付ける前よりちらかっています。
あげく、その日は足の踏み場のなくなった部屋で寝なければならなくなり、一体何をやっているのだろうと急にどっと疲れて、結局やる気をなくしてしまうのです。
計画性は必要、でもハードルは低く
つまり、計画性がなさすぎたのだと思います。
真っ先に手をつけるべき箇所はどこでその次はどこ、という優先順位を、本当は片付けを始める前にしっかり考えなければいけなかったのです。
そして、「今日中に全部終わらせなければいけない」などのハードルの高いノルマを自分に課すと、トータルでの仕上がり具合が気になってついいろいろな箇所を見てしまい、なおさら一つの場所の片付けに集中できなくなってしまうということにも気づきました。
1日1箇所15分の長期戦で
片付けをスムーズかつ確実に進めるためには、短期間で結果を出そうとせず、まず1日1箇所15分ほどのペースで無理なく継続していくことがやはり一番の近道のようです。