整理整頓のためにはモノの収納場所を変えなければならないこともあります。しかし、収納場所が変わることによってデメリットやリスクが生じる場合もあるのです。
子供の目線に立ってみる
家の中のモノの収納場所を決定するのは、たいていは大人の役目であることが多いと思います。したがって、無意識のうちに大人の目線や動線、考え方で決定してしまっているということもあります。
小さな子供がいる場合は、子供の目線の高さになってみて、視野に危険なモノが入っていないか、手の届く位置に誤飲する可能性のあるモノが置かれていないか、家電品の配線は安全かなどを確認してみる必要があります。
無理に変えないほうがいい場合も
また、一口に大人と言っても、高齢者の場合は新しいことを覚えたり変化に適応したりするのが難しくなってくるため、突然収納場所を変えることで混乱してしまうこともありえます。日常的に服用している薬や老眼鏡などが長年置かれてきて本人が慣れ親しんでいる場所は、無理に変えないほうが良さそうです。
健康状態にも気配りを
家族の年代に限らず、それぞれの健康状態に気を配った収納を考えることも大切です。
小さな子供はもちろんのこと、アレルギー疾患やその他の免疫低下系の持病のある家族がいる場合は、寝具や衣類の収納場所をなるべくまとめて綿ゴミの飛散量を減らしたり、こまめに掃除をしてホコリを放置したりしないような工夫もしなければなりません。
家族全員の意見を取り入れる
収納は見た目のきれいさも重要ですが、使い勝手や安全性も同じく重要です。
大人の独断で決定せず、家族全員の意見を取り入れて、それぞれがいかに快適で安全に過ごせるかを考えていくことが大切だと思います。
参考サイト
収納基礎(6) -収納方法の注意点- No.06 | 収納Ch
http://shunou.japanda-ch.jp/column/y_haga/06.html