2歳にもなると、自分で服を着たがるお子さんが増えてきます。でも、まだ1人で着るのは難しい時期。うまく着れなくて泣き出したり、親が着せると「自分で着たい!」と怒ったりして大変です。
ここでは幼児の着替え練習のポイントについてご紹介します。
着替えの自立は4歳を目安に
早い子は1歳代から着替えに興味を持ちますが、だいたい2歳になると自分で服を着たがる子が増えてきます。一般的には3歳になると一人でパンツを履けるようになり、靴下も履けるようになります。4歳になるとボタンやファスナーをうまく扱えるようになり、一人で服を全部着たり脱いだりできるようになります。
なんでも「自分でやりたい!」と自己主張して反抗し、頑張る子供の場合は親も大変ですが、その分1人で服を着られるようになるのも早いです。お子さんの性格によっても違ってきますから、その子のペースに合わせて、ゆっくり付き合ってあげましょう。うまくできなくても、頑張ったときは褒めてあげたいですね。
着替え練習のポイント
最初は丸首シャツなどの簡単なものから練習しましょう。それができるようになったら、パンツやズボンを履く練習をします。2歳の頃はまだバランス感覚が発達していないので、立って片足を上げるより座って履く方が安全です。最初のうちは、着替えがしやすい軟らかい素材の服を選びましょう。ボタンやスナップ、ファスナーなどは慣れるまで時間がかかります。ゆっくり時間が取れるときに練習に付き合ってあげましょう。無理強いせず、根気よく付き合ってあげることが大切です。ぬいぐるみなどに着せて、遊び感覚で練習する方法もあります。お子さんが好む方法を選びましょう。
子供専用の衣類ケースを準備しよう
着替えが順調にできるようになってきたら、お子さんが自分で使う衣類ケースを準備してあげましょう。自分の服を自分でたたんだり、衣装ケースにしまう練習をして、少しずつ自立に繋げましょう。最初のうちは衣類ケースの中がぐちゃぐちゃになって大変かもしれませんが、そういう時は少し手伝ってあげましょう。「自分のことは自分でやる」という自立心が育つといいですね。
子供の意欲を大切に
急いでいるときにお子さんの着替えに付き合ってあげるのは大変です。親がやってあげた方がずっと早く終わるのも分かりますが、できるだけお子さんの「自分でやりたい」という意欲に応えてあげましょう。ずっと親がやってあげていては、できないままになってしまいます。できたときはいっぱい褒めてあげて、芽生えた意欲を大切に育ててあげましょう。