だらりと伸びきってしまったゴムはだらしがないだけでなく、そのまま履いていたのではずり落ちてきてしまいます。
ゴムが布地に縫い付けてある場合は交換できませんが、ゴムひもが外せるようなら、新しいゴムひもに付け替えましょう。
付け替えの手順
ゴムひもの付け替えは、次の手順で行います。
- ゴムひもの通し穴から古いゴムひもを少し引き出し、はさみで切って抜きます。
- ゴム通しに新しいゴムひもを通し、通し穴から入れます。
- ゴム通しを通し穴に入れたら、布地を少しずつたぐり寄せ、しごきながらゴム通しをどんどん進めていきます。
- 1周したら通し穴から出し、長さを調節してゴムひもをしばって結び目を切れば完成です。
ゴムひもの通し方
ゴム通しには、ゴムひもを通すタイプとはさむタイプとがありますので、使いやすいほうを選びましょう。なお、専用のゴム通しがなくても、ヘアピンで代用することができるので大丈夫です。また安全ピンでもOKですが、その際はゴムひもの先を2つ折りにし、そこを安全ピンでとめて使いましょう。
ゴムひもを1周通し切るまでは、始めのゴム端が中へ入ってしまわないように注意します。結び目は通し穴に入れてしまえば目立ちません。付け替えるゴムひもの長さは、「ゆるすぎず、きつすぎず」がポイントです。ウエストサイズの8割を目安にしましょう。
通し穴が見つからないときは
たまに通し穴が見つからないときがありますが、そんなときでも、ゴムが縫い付けられていなければ、ウエスト部分の縫い目を少しほどいて、そこからゴムひもを通し、新しいものに付け替えられます。ほどいた縫い目は、後でかがっておけば大丈夫です。