カラッと晴れた日に太陽の光で乾かした洗濯物というのは、なんとも気持ちがいいものです。
しかし、衣類の素材によっては陽に当てて干されるのが苦手なものもあるので、くれぐれも注意が必要です。
基本的には「おしゃれ着=陰干し」
ウールやシルク、ナイロン、ポリウレタン、アセテートなどは、繊維が変質しやすいデリケートな素材のため、日光に当てると黄ばんでしまいます。色物もやけて色あせします。また、白い物でも蛍光増白処理がされているものなどは日光に弱いので、これらは直射日光が当たらないところで陰干しをするようにしましょう。おしゃれ着はこのようなデリケートな素材がほとんどなので、基本的には「おしゃれ着=陰干し」と覚えておけば失敗がありません。
タグの絵表示の見方
素材が分からなくても、どんな干し方が適しているかを知りたいときは、衣類のタグについている干し方の絵表示を見ればすぐにわかります。シャツマークの中に何もしるしがなければ、日向に干しても大丈夫なので、普通にハンガーや洗濯ピンチなどで干します。シャツマークの中に斜線が書かれていたら、日陰でハンガーなどにつり干しします。一方、「平」の文字が入っているのは型くずれしやすいものなので、平らなところに広げて干すようにします。斜線と「平」が両方入っているものは、日陰で平干しにしましょう。
ベストな時間帯を守って干そう
洗濯物を外に干すときのベストな時間帯は、午前10時から午後3時という、日の高い時間帯です。夕方になると湿度が増してきます。いつまでも干したままだと、せっかく乾いた洗濯物がまた湿気を吸って湿っぽくなってしまうので、干す時間には十分気をつけましょう。