洗濯物を干すときは、衣類の形を整えて下準備をするだけでなく、干し方にも工夫をしてみましょう。
上手な干し方・3つのポイント
上手な干し方の基本は、次の3つです。
- なるべく身につけるときと同じ状態に整えること
- 重なる部分を少なくすること
- 風通しをよくすること
これらのポイントを押さえてちょっとした工夫をすれば、乾き残しがなくなります。
角ハンガーでの干し方
角ハンガーにまとめて干すときは、一番外側に一番薄いもの、その内側に一番厚くて長いもの、3番目は普通の厚さで短くて薄いもの、というように、「薄いもの・厚いもの」「長いもの・短いもの」を交互に干していきます。シーツなどの大物は、縦半分に折ってジグザグに干せばOKです。こうすると、洗濯物の間を風が通り抜けやすくなり、すっきり乾かせます。
乾きにくい箇所に風を通すコツ
ズボンはポケットが乾きやすいように裏返し、乾きにくいウエスト部分を上にしてとめて干します。さらに、ウエスト部分を開いて筒状にピンチではさんでつるせば、ズボンの中にも風が通ってなお効果的です。Tシャツも逆さまにして干すと、首やワキにも風が当たって重みでシワが伸びますし、トレーナーも、伸縮ハンガーで干せば乾きにくいワキに風が当たるようになります。
布地のはりつきは手を通してとる
ソックスは布地がはりついていることがあるので、手を通してはりつきをとり、片足ずつはき口のゴム側をとめます。
型くずれ・色あせを防ぐには
セーターは、型くずれを防ぐために平らな場所に干し、直射日光は避けましょう。ランジェリーも着用時のような形に整え、陰干しします。生成りのものや色の濃い衣類も、裏返して直射日光の当たらない場所に陰干しすると、日焼けによる色あせを防ぐことができます。