一口に野菜といっても、下ごしらえのしかたにはそれぞれ違いがあります。
もちろんわざわざ違う下ごしらえをしなくても料理は成立するものですが、きちんと下ごしらえをしておけば、おいしさがさらにアップすること間違いなしです。
葉もの野菜はため水と流水で洗う
キャベツは、芯の付け根に包丁を入れて葉をはがしてから洗います。まずボウルにためた水の中で洗ったあと、流水でシワの部分も洗いましょう。ほうれん草・レタス・小松菜などの葉もの野菜は、このように「ため水+流水」で洗います。もやしはボウルにためた水の中で洗います。カリフラワー・ブロッコリー・パセリは小房に分けてから、ため水の中で振り洗いします。
根菜類はタワシで泥を落とす
ごぼうは表面部分に風味がつまっているので、皮をむくとそこを捨ててしまうことになります。お惣菜として使うときは、タワシで泥を落とすだけで十分です。白く上品に仕上げたいときだけ、包丁の背で皮をこそぎ取りましょう。里芋の泥もタワシで落とします。皮は水分を十分に拭き取ってからむきましょう。水気が残っているとぬめりで滑ってしまいます。
じゃがいもの芽は必ず取る
さやえんどうやセロリは筋を取ります。また、じゃがいもの芽は有害物質が含まれているので必ず取るようにしましょう。くぼんだところは、包丁の角やピーラーについている芽取り用の輪の部分でえぐり取ります。
ピーマンの青臭さや苦味の取り方
また、ピーマンは、切ってから熱湯をかけるだけで独特の青臭さや苦味がかなり抜けるので、この下処理をしてから料理をすると、もともと苦手な人や子どもでも食べやすくなります。ちなみに、生しいたけ・えのき茸・しめじなどのきのこ類は洗う必要はありません。