気づけば買う物はいつも安くつく旬の野菜や魚ばかり、とお嘆きの方も多いかと思いますが、それはラッキーなことです。
旬の食材は、栄養面においても節約面においても究極のお買い得品なのです。
栄養価が高く、値段も安く、そのうえおいしい!
野菜も果物も魚も、栄養価は旬のときに取れたものが一番高く、また大量に取れるので価格も安定して安くなっています。そのうえ、「脂がのっている」と表現されるように、旬に取れたものがやはり一番おいしいのです。このように、いいことずくめの旬の食材を使わない手はありません。迷ったら旬のものでいきましょう。
缶詰にも旬はある
ところで、生の食材だけではなく、缶詰にも旬があるということをご存知でしょうか?
果物缶をはじめ、年中出ている缶詰ですが、実は、それぞれの素材も収穫の旬の時期に加工されたものを選べば、栄養価の高い、いいものが食べられるのです。1年中同じ値段で中身が違うなら、旬の時期のものを買いましょう。
バターも加工時期に注目
また、バターも年間で見てみると中身が違います。春から夏にかけて売られているものは、青い草を食べて育った牛の乳を使用して作っているので、良質の脂肪分が多めに入っていますが、逆に、秋から冬にかけて加工されたものは、人工飼料で育った牛の乳なので、脂肪分が薄く、風味もやや落ちるのだそうです。色も、春・夏ものと秋・冬ものとでは若干違い、前者のほうは黄色に近く、後者のほうは白色に近いといわれています。
素材の旬の時期を覚えておこう
年間を通して違いがないように見えるものでも、実はこのようにいろいろな面ではっきりとした違いがあります。賢い買い物をするためにも、それぞれの素材の旬の時期だけはよく頭に入れておきましょう。