買い物は開店時間と同時にするほうが得だと思っていませんか?
実は、その時間帯は業者さんの搬入がまだ行われていないものもあるので、品揃えが完璧ではありません。また、生鮮食品には、午前中は前日のものしか並べないと決まっているものもあります。
つまり、スーパーの品物や価格は時間とともに動くナマモノなのです。
割引が始まるのは何時ごろ?
スーパーの値動きは、同じ生鮮食品でもモノによって異なり、青物の野菜や魚は閉店時間に近づくほど比較的安くなりますが、ジャガイモ・ニンジンなどの根菜や、それほど安くしなくても売り切れるひき肉、ささみ以外の鶏肉類の割引率は低いようです。
値動きが始まるのは午後6時ごろからです。スーパーの売り上げのほとんどは午後3時から6時までで決まるといわれ、この時間帯に売り切ることができなかったものがその日の見切り品となるわけです。ただ、定休日の前日は商品を翌日に持ち越せないので、3時ごろから徐々に割引が始まり、価格は多い日で3回ほど変わります。
定休日前日が一番お得に買える理由とは?
つまり、前日に売れ残ったものの見切り品は安い代わりに鮮度も落ちているけれども、その日のうちに出る見切り品はたまたま6時ごろまでに売れなかっただけで、価格は割引、鮮度はそのままとお得なのです。このことから、超底値は定休日前日の6時過ぎといえるのです。
値段だけでなく品質にも注目しよう
最近ではほとんどのスーパーが「安かろう、悪かろう」というイメージを払拭するため、生鮮食品の質の向上に努めており、中でも目立つのが、「SPF豚」「和牛」「○○鶏」などの肉類の表示です。底値も大事ですが、以下のポイントを知った上で、質のいいものを安く買うことも大切です。
SPF豚
SPFという特別な技術で育てられた病原菌を持たない豚で、安全性が高い。
和牛
国内で生産された肉専用種の黒毛和牛種を代表とする牛肉で、やや高級。
○○鶏
生産者が味にこだわりを持って育てた鶏。飼料が違うのでブロイラーの肉よりしまっていておいしい。