買ってきた食材をとりあえずなんでも冷凍してしまう人がいます。
確かに冷凍庫に入れておけば腐らないし、特売日に買い込んで冷凍しておけば食費節約の一助にはなりますが、これには大きな落とし穴があります。
冷凍してももつのはせいぜい3週間から1か月
「まとめ買いをして冷凍庫へ」はいいのですが、問題は、そのストックした食材をちゃんと使い切れるかどうかです。よほど計画的に献立を考えないと、ストックは冷凍庫の中でスカスカになっていってしまいます。冷凍すれば確かに日もちはするようになりますが、それでも3週間から1か月が限度です。結局使い切れずに捨ててしまうのなら、いくら安く買っても不経済です。計画性と料理の腕に自信がないなら、メインの食材はその都度食べ切ったほうがおいしくてお得です。
冷凍できる食材と保存するときのポイント
もちろん、冷凍はうまく使えば便利なもので、少し残ったものを冷凍しておけば経済的という場合もあります。冷凍できる食材とそれぞれのポイントは以下のようになります。
スライスハム・ベーコン・食パン・切り身魚・干物・タラコ・刺身
1枚ずつ(タラコ・刺身はひとかたまりずつ)ラップでくるむ
ひき肉・薄切り肉・イクラ
小分けにしてラップで平らにくるむ
一尾魚・エビ・イカ
エラや内臓を取って(エビは背ワタを抜いて)ラップにくるむ
ウインナー・のり・溶けるチーズ・しらす干し
フリージングパックが便利
油揚げ
油抜きして水気をしぼり、1枚ずつラップにくるむ
アサリ・ハマグリ
砂出しして水気を拭き、フリージングパックかビニール袋へ
きのこ類
汚れを取り、石づきを落としてラップにくるむ
冷凍に向かない食材
ただし、豆腐・こんにゃく・かたまり肉・生卵・ゆで卵・かまぼこ・餃子の皮・牛乳・マヨネーズ・びん詰などは冷凍に向きません。