普段なにげなく洋服ダンスに服をしまっているという人も多いかもしれませんが、実は正しい収納のしかたがあります。

おしゃれ着や高級品ほど上段に

あまり意識したことはないかもしれませんが、タンスの上段と下段とでは湿気の量に違いがあり、下にいくほど多くなります。したがって、カシミアやシルクなどの大切なおしゃれ着や高級品は上段にしまうのが基本です。

中段にはセーターなどのウールの衣類を、下段には湿気に強いポリエステルやレーヨンなどの化学繊維・木綿・麻をしまうようにしましょう。このように、よく着る普段着を下段に入れておくと、下段の引き出しを引く回数が多くなることにより、タンス内で風が上段に流れるという効果も期待できるのです。上段と中段には防虫剤も入れておきましょう。下段には特に入れる必要はありません。

使い勝手がよくなるしまい方

また、引き出しのサイズによって、入れるものやしまい方を変えると使い勝手がよくなることもあります。深い引き出しの場合は、その深さを活かした「立てる収納」がおすすめです。引き出しのサイズに合わせてたたんだり丸めたりしたものを立てて収納すれば、スペースを有効に使えるだけでなく、何がしまってあるのかが一目瞭然になり、出し入れがしやすくなります。

広くて浅い引き出しの場合は、仕切りを入れてスペースを区切って使うと、衣類を出し入れしたときにゴチャゴチャになりにくく、すっきり使えるようになります。奥行きのある引き出しの場合は、手前によく着る衣類を、奥にはときどきしか着ないものをしまいましょう。

取り出しやすい場所によく着る服を

その他に、取り出しやすい高さの段に頻繁に出し入れする衣類をしまうようにするというのも、使い勝手をよくするポイントです。

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