クローゼットは、大きいものから小さいものまでなんでも入れられる便利なスペースです。
その収納力のある空間を効率よく使いこなすには、出し入れがしやすいように、使用頻度やアイテムに応じて分類して収納することが大切です。
ゴールデンゾーンとは
収納位置は、あまり使わないものは上の棚に置き、普段使うものは取り出しやすいところに置くというのが鉄則です。ちょうど目の高さから下におろした手先の高さまでの間がゴールデンゾーンといわれています。
衣類のかけ方・吊るし方
ポールにかける衣類は、ぎっしり詰めこみすぎないように注意しましょう。適度なゆとりがないと、シワの原因になって洋服を傷めてしまいます。ハンガーは洋服の形に合ったものを選びましょう。特にジャケットのような肩のラインが命ともいえる衣類は、厚みのあるハンガーにかけて収納します。丈の長いワンピースなどは、裾がひっかかってシワにならないよう、吊るす場所に気をつけましょう。
小物の収納のしかた
かさばるバッグや靴も吊るして収納すると使い勝手がよく、湿気対策にもなります。バッグは持ち手をS字フックで吊るし、靴は布袋に入れて吊るします。あまり使わないベルトは、吊るすよりも丸めて結束バンドで留めて箱にまとめておくほうが省スペース化でき、その分普段使うものの収納スペースが作れます。
かけた衣類の下のスペースには
ハンガーパイプにかけた衣類の下が空いているようなら、市販の押し入れ用引き出しや収納ケースを置けば、収納力がアップします。ただし、ちゃんと分類して、一つのケースには同じ種類のものしか入れないようにしましょう。ラベルを貼っておけば、あとで探しやすくなって便利です。