対人賠償保険、対物賠償保険ときて、弁当箱のご飯にあたる、最後の補償ですね。

保険用語は難しいです。長らく業界で働いた経験があったので、客観視すると痛感します。人身傷害保険と言葉だけ聞くと、ひどく不吉な印象を受けます。人身事故や傷害事件といった言葉を連想するからでしょう。でも、補償内容は考えた人はすごいと思いますね。今では全ての保険会社が個人向けの契約へ自動的に組み込んでいます。

よく「ご契約者様のケガを補償する保険です」という説明書きがありますが、それだけだと不十分です。「責任の割合に関係なく」という一言が欲しいところです。

相手がいる事故の場合

事故相手がいると、お互いの責任の割合分を賠償し合います。過失相殺ですね。難しくなるので細かい例は出しませんが、相手の責任分はケガの補償がされます。しかし、自分の責任分は自分でなんとかしなければなりません。これが軽傷であれば経済的なダメージは少ないのですが、医療費が高額になると家計の一大事です。

そこで、契約者の責任が何割だろうが、その責任分を補填してくれるのが人身傷害保険だと考えてください。「じゃあ、自分が100%悪かったらどうなるの?」と思いますよね?勿論、そういった場合も補償されます。

相手がいない事故の場合

単独事故でケガをした場合も同様です。過失割合は存在しませんが、事故でケガをしたことに変わりないのですから、自分の落ち度でも補償してもらえます。人身傷害保険が契約に組み込まれていなかった頃は、自損事故保険という補償で定額分しか支払われなかったのですから、考えた人はすごいと思うのはこういった点ですね。

保険会社によりちょっと補償内容が違う

契約している車に乗っていて事故に遭い、ケガをしてしまったときの補償自体は共通しています。ただ、「自分や家族が歩行中に自動車とぶつかってケガをした」という場合も補償されたり、さらに拡大して交通事故とみなされるケガも補償するという場合もあります。これは保険会社や、契約の内容によって異なるので、気になる方は契約している保険会社に確認してみましょう。

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<ライター:森村仁

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