保険金不払い事件が生んだ風潮

2005年のことになりますが、保険会社の保険金不払いが発覚しました。その中には自動車保険も含まれており、これをきっかけにメディアの自動車保険を扱った特集のアプローチが変わりました。それまで「ここまで進化した自動車保険」や「最新顧客満足度ランキング」などが主流でしたが、「契約内容を理解し、ちゃんと保険金を受け取ろう」といった特集がよく組まれるようになりました。

当時、この風潮は保険金不払い問題の本質を突いていると思いました。何故なら、悪質な保険金不払いのケースよりも、保険会社と顧客が保険金の支払い対象になる事故を把握できていないケースの方がはるかに多かったからです。

まず、保険会社は保険金請求の連絡が無ければ支払いの手続きを始めません。更に、契約者は事故で自分の保険が対象になることを理解していません。起こるべくして起きてしまったという印象を受けます。現在は大分シンプルな補償内容になりましたが、当時は各保険会社が「ウチはここまで補償できます!」とアピールしていたので、契約者が自分の契約内容を理解できなくても仕方が無かったのです。

ある代理店に聞いてみた

今から7年ほど前ですが、知り合いの代理店と話す機会がありました。そこで、保険金不払い問題もあり色々と悩ましいのではないか?と尋ねました。すると、確かに風当たりはキツくなったけれども、ニーズが具体的な方が嬉しいという答えが返ってきました。つまり、注文が多い方が良い契約者だというわけです。では、逆に困ってしまう契約者とはどういった人なのかも聞いてみました。

全てお任せ契約者

「一番いい保険にしてくれ」という方がいるそうです。どういった保険がベストなのか人それぞれだと思うのですが、他のお客さんが契約していないようなフル補償にしてくれという意味だそうです。結果、その人には不要と思われる特約を付けたりするのだそうですが、その時は満足していても、ある日「騙したな!」と事務所にやって来たことがあるのだそうです。なんでも、友人に保険のことを話したところ「そんなに高い保険料はおかしい」という話題になったからだそうです。

安さが命の契約者

誰だって保険料を安くしたいものです。しかし、度が過ぎると考え物です。「とにかく安くしてくれ」と依頼されるのですが、客観的に考えても「これくらいの補償は欲しい」というプランで見積もると「もっと安くならないか?」と却下されるのだそうです。こういった人もある日「騙したな!」と事務所にやって来たのだそうです。理由は、事故に遭ったものの、狭め過ぎて支払い対象外になってしまった補償があったからだそうです。

両タイプとも一見異なるように思えますが、共通するのは契約時にちゃんと説明しているのに「そんな話は聞いていない!」と激高する点だそうです。怒って済めばいいのですが、困るのは自分自身ですから、自分がどういった内容の保険に加入しているか程度は知っておきたいものです。

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<ライター:森村仁

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