最近では、よほど気合を入れたい場合でない限り、煮物や汁物を作るのにわざわざ昆布とかつおぶしでだしを取ることはほとんどなく、たいてい粉末状のだしの素を使うというケースが多いのではないでしょうか?
とはいえ、粉末だしはインスタントといってもなかなかバカにできない味なので、プラスアルファの裏ワザでさらにおいしくしてみましょう。
隠し味には昆布茶がおすすめ
料理の隠し味には昆布茶が便利です。インスタントのかつおだしに昆布茶少々を加えてお吸い物を作ると、味に深みが出ます。また、煮物・うどんつゆ・茶碗蒸しのだしなどに加えてもコクが出ます。
昆布茶の応用例
昆布茶は単独でも調味料になります。細かい粉末で溶けやすいので、和風ハンバーグ・つみれ・鶏の唐揚げの下味・卵焼き・炊き込みご飯・和風ピラフなどいろいろに応用できます。また、きのこや明太子などの和風パスタの隠し味としてもおすすめです。
ただし、昆布茶には塩味がついているので、醤油や塩の量を控えめにした味つけにしましょう。
薬味でインスタントだしをさらにおいしく
インスタントだしの味噌汁でも、ネギ・ショウガ・柚子・七味唐辛子などの薬味を加えると、味に変化が出て風味がアップします。薬味は冷蔵庫にあるものを工夫すればOKです。
また、インスタントだしにじゃこやかつおぶしの粉末を加えるというアイデアもあります。カルシウムがたっぷりとれるので、育ち盛りの子どものいる家庭には特におすすめです。
うまみが出る食材をプラス!
中華料理なら、中華だしの素にショウガや長ネギを加えて風味をアップさせて使い、和風なら油揚げ、洋風ならベーコンと、うまみが出るものをプラスするのもおいしくする知恵です。