小学校の高学年〜中学生になったら是非読んでほしい児童文学が上橋菜穂子の「守り人シリーズ」です。
『精霊の守り人』にはじまる11巻の壮大なファンタジーです。
主人公は30歳の女用心棒バルサ。『精霊の守り人』では、新ヨゴ皇国の第二皇子チャグムを守るために戦います。
児童文学の主人公が30歳の女用心棒!?と意外に思われるかもしれませんが、だからこそ独特な、他にはない物語が展開します。
上橋菜穂子さんが創造したファンタジーの世界では、精霊や神のようなモノがいる異界が、人の世界のすぐ傍に存在していて、相互の世界が触れ合う時があります。
上橋菜穂子さんの作り出す独特の幻想的な世界を楽しんで下さい。
大人が読んでも、とても面白い小説です。
※『精霊の守り人』上橋菜穂子、新潮文庫、平成19年(ハードカバー版もあります)