この本の作者ローラ・インガルス・ワイルダーは今から40年ほど前、小説「大草原の小さな家」シリーズが本・ドラマともに日本で大人気になりました。
この本は、ローラが「一人の主婦として生活に密着したところで綴ったエッセイ(訳者まえがき)」です。
ローラの価値観の基準は聖書です。本文の中にも新約聖書からの引用がたくさんあります。
本文で一番印象的だった一節は「引き算のスキル」です。本当に重要なことのために時間とエネルギーを費やすためには、「やるべきこと」を吟味し、判断し、切り捨てるべきものを切り捨てなければならない、と。「あなたの日常生活から不必要なものや邪魔になるものをどんどん引き算していく」ことが大切だそうです。
ローラの言葉には人生のヒントがたくさん込められています。気軽に開いて読んでみて下さい。
※『大切なものはわずかです。』〜ローラ・インガルス29の知恵〜
ローラ・インガルス・ワイルダー、スティーブン・ハインズ編、結城絵美子約、発行いのちのことば社フォレストブックス、2013年