アメリカ生まれの傑作童話シリーズ「黒ネコジェニーのおはなし」をご紹介します。
「ジェニー」はニューヨークに住む、赤いマフラーがトレードマークの小さな黒猫です。ネコの集まりの「キャット・クラブ」に入りたいけれど、人見知りのジェニーはなかなか中に入っていくことができません。ジェニーの主人キャプテン・ティンカーは、ジェニーのために赤いマフラーを編んでくれたり、クリスマスに猫が履けるスケート靴をプレゼントしてくれます。
ジェニーが飼い主や友達に見守られながら成長していく姿が微笑ましく、読んでいると優しい気持ちになります。ジェニーが悩んだり頑張ったりしている姿を見ると応援したくなりますね。小学生くらいの年頃のお子さんにおすすめの児童書です。
赤いマフラーが素敵なジェニーの挿絵も可愛らしいです。
シリーズの2巻・3巻も刊行されています。
※『ジェニーとキャットクラブ』(黒ネコジェニーのおはなし1)エスター・アベリル/作・絵、松岡享子/張替惠子(共訳)、福音館書店、2011年