衣類をタンスに収納するとき、適当に出し入れしているだけという人も多いのではないでしょうか。
実は、衣類のしまい方がタンスの中の環境や衣類の耐久性などに大きな影響を与えることもありえます。
引き出しに入れる量は八分目まで
衣類をタンスの引き出しに詰め込みすぎるのは、いろいろな点で問題です。まず、通気性が悪くなって湿気がこもるので、カビやダニが発生しやすくなります。また、下のほうに何が入っているのかわからなくなるので、下のものを取り出すとき上のものがグチャグチャになってしまいます。しまい方によっては、中のものが引っかかって引き出しが開かなくなることもあります。引き出しにしまう量は、多くても八分目にとどめておきましょう。
タンスの底に新聞紙
タンスの中は湿気がこもりやすいので、底に新聞紙を敷いておきましょう。新聞紙には吸湿効果があるので、乾いた新聞紙を敷いておくと、タンスの中の湿気を吸い取ってくれます。また、新聞紙のインクには虫が嫌う成分が含まれているので、防虫対策も同時にできます。
炭で除湿&消臭
タンスの湿気対策には、炭を入れておくのもおすすめです。炭には、湿気を吸収すると同時に、乾燥しすぎると水分を放出するという作用もあるので、タンスの中に入れておくだけで適度な湿度に保つことができるのです。また、消臭作用もあるので、服についた汗やタバコのニオイなどを消すこともできます。
タンスの薬品くささを取るには?
買ったばかりのタンスは、ホルマリンなどの薬品くさいニオイが漂うことがありますが、ストッキングにヒノキやスギの木片やカンナくずを詰めてタンスに吊るすと、木の自然な香りで薬品くささが消えます。あるいは、好きな香りの石鹸や香水の空きビン、ポプリなどを入れておくのも手です。タンスを開けるたびにほんのりした香りを楽しめます。