畳は、乾燥状態を保てば長く新鮮さが保たれますが、湿気を多く含むと傷みやすくなります。
畳のある部屋では、毎日窓を開けて風を通し、年に何度かは畳を上げて干すなど、できるだけ通風をよくしておきましょう。
梅雨前は熱いお湯で洗剤拭き
畳の手入れは、湿気を吸わせないようにから拭きをするのが原則ですが、梅雨前の季節は例外です。雨が続くと汚れからカビが生えやすくなるため、梅雨に入る前に汚れ落としをしておく必要があります。熱いお湯を使って洗剤で畳の汚れを落としたあとで、こまめにから拭きをしましょう。熱いお湯なら蒸発しやすいので、畳はすぐに乾きます。
黄ばみは酢で落ちる
畳は長く使っていると、汚れて黄ばんできます。この黄ばみを取るには、酢を使って次のように畳を拭きます。
- バケツ半分の水に酢を盃1杯加え、雑巾を浸す。
- 雑巾をできるだけ固く絞ってから拭く。
- 黄ばみがとれたら一度から拭きをして、畳に水気を残さないようにしておく。
なお、酢の代わりに5〜6個分のみかんの皮を煮だしたものを使ってもかまいません。
タバコの焼け焦げにはオキシドール
畳にタバコなどの焼け焦げを作ってしまったときは、オキシドールで次のように処理します。
- オキシドールをガーゼに浸し、ガーゼを焼け焦げ部分にのせる。
- 焼け焦げ部分をぼかすように軽く叩き続ける。
- 焼け焦げの色が脱色されてきたら、ささくれを抑えるために仕上げにロウを塗る。
畳の青みを復活させるには?
青みが失せ、くたびれた色になった畳は、抹茶入りのぬるま湯で拭くと青みが復活します。
- ぬるま湯1リットルに抹茶大さじ2杯分を溶かし、雑巾を浸す。
- 雑巾を固く絞り、畳の目に沿って拭く。
- これを3日繰り返す。
汚れがひどいときは、中性洗剤をキャップ1杯加えてみましょう。