まな板を清潔に使う方法はすでに一般的に知られていることではありますが、なかには誤った認識を持ってしまっている人も少なくありません。
そこで、もう一度おさらいをしてみましょう。
使う前に一度濡らす
まな板は、乾いたものを切るときを除いては、いったん濡らしてから使いましょう。水道水で濡らしてからふきんで拭いてもいいし、濡れふきんで拭いてもかまいません。まな板を濡らすと表面に水の膜ができるので、料理中に出る汚れやニオイがまな板にしみ込みにくくなるのです。
魚をさばいたまな板にお湯はNG
魚をさばいたまな板は、熱いお湯で洗ったほうがきれいになりそうな気がしますが、実際は逆で、お湯だとかえって魚臭さがしみ込んでしまいます。魚のタンパク質が熱によって固まり、まな板にこびりついてしまうからです。したがって、魚をさばいたまな板は、冷水で洗うのが正解です。まな板に塩をふってタワシでごしごしこすり、最後に水洗いして日に干せばOKです。
黒ずみはレモンの皮でスッキリ&いい香り
まな板の手入れをきちんとしていないとだんだん黒ずんできてしまいますが、この黒ずみは、レモンの皮をこすりつけてから洗えば取れます。しかも、まな板にレモンの香りが移るので、次に料理をするときも気持ちよく使えます。
目盛りをつけておくと便利
料理のレシピに「ニンジンを何センチに切る」というような表現がよく出てきますが、この長さが分かりにくい人は、まな板に目盛りがあると便利です。
あらかじめ目盛りが入っているまな板も売られていますが、そうでない場合は、まな板の縁のほうに1センチ間隔の目盛りを10センチ程度ナイフで刻んでおくと、素材を切るときにレシピ通りの大きさに切ることができます。