2歳になると、ある程度言葉を理解するようになります。絵本も、赤ちゃんのときよりは少しレベルアップした内容を読んであげられるようになります。
車や電車の乗り物が好きだとか、お子さんそれぞれの好みも出てくる時期です。そんな中でも、2歳児がみんな大好きなおすすめの絵本を3冊選んでみました。
是非、親子で一緒に読み聞かせを楽しみましょう。
もこもこもこ
表紙の絵とタイトルを見て、「これは何だろう?」と不思議に思われる方も多いでしょう。28×22.6㎝なので、わりと大きな絵本です。
「もこもこ」「にょきにょき」、「ぱく」「もぐもぐ」などの擬音語と、大胆で抽象的な絵を組み合わせた作品です。意味を考えるのではなく、音の響きと絵の変化を楽しむために作られた絵本です。
大人はこの絵本を開いて、「これのどこが面白いのだろう?」と疑問に思うかもしれません。でも、意外なほど子供受けが良い絵本なのは事実です。子供の感性をよく理解して作られた本なのだと感心してしまいます。
難しく考えず、子供と一緒に楽しみましょう。1〜3歳の幼児は擬音語の音の響きが大好きです。この絵本で新しく言葉を覚える子もいるほどです。
内容は単純ですが、飽きない1冊です。「また読んで!」と頼まれたら、何度でも読んであげましょう。
きんぎょが にげた
赤い金魚が表紙の中央で目立つこちらの絵本。子供が大好きな絵探しの本です。
金魚鉢から金魚が逃げ出しました。どこに逃げた?金魚は同じ色模様のカーテンに紛れたり、同じ色の花の真似をしたり、カラフルなキャンディが入ったビンの中に隠れたり……。いろんなところに上手に隠れます。子供は絵の中から金魚を見つけて「いた!」と大喜び。見つけ出すのが楽しいので、何回でも読みたがります。
金魚探しに慣れたら、「帽子はどこかな?」「風船はどこかな?」などとやって、別の楽しみ方もできます。是非試してみて下さい。
特に2〜3歳のお子さんに喜ばれる絵本です。親子で一緒に絵本を開いて、楽しい時間を過ごしましょう。
しろくまちゃんのホットケーキ
しろくまちゃんがホットケーキを作ります。材料をそろえて、ボールに入れてかき混ぜて、フライパンで焼きます。途中で卵を床に落として割ってしまったり、こぼしてしまったりしますが、ママと一緒に頑張って作ります。こぐまちゃんと一緒に食べて、次は後片付け。おいしかったね!
単純な内容ですが、だからこそ飽きずに何度も読みたくなる絵本です。対象年齢は0〜3歳とありますが、内容を理解して喜んでくれるのは2〜3歳くらいでしょうか。
特にホットケーキを焼くシーンが細かく描かれていて楽しいです。読むと子供たちがホットケーキを食べたくなるのは間違いありません。読んだ後に一緒にホットケーキを作るのも、きっと楽しいですよ。