ヨーグルトは、手軽にカルシウムを補給できる食材です。骨粗鬆症の予防にもつながります。
例えばカレーを食べる時、ヨーグルトを加えると少しコクと酸味が効いて味が上がります。お味噌汁にもヨーグルトを少しだけ入れると以外にもうまみが増します。濃厚な味の和食なら少しヨーグルトを入れてもヨーグルトの風味はあまり気になりません。
また、最近はヨーグルトの水分を落としてクリーミーにしてから料理に使うことが流行していますが、実はこの水分にも栄養がたっぷり含まれています。これはこれでお料理に使えばコクが増します。
ヨーグルトを入れてから加熱すると乳酸菌が死んでしまいます。食べる直前に入れましょう。
ヨーグルト効果
朝、食欲が無い時にはヨーグルトにグレープフルーツやオレンジを入れて食べると、それ自体に栄養があるばかりではなく酸味が食欲を増進してくれます。リンゴやイチゴ、ブルーベリーなどなどもよく合います。バナナと蜂蜜を入れれば、主食が無くてもカロリーがとれるので忙しい朝や高齢の方の朝食にピッタリです。
市販のフルーツヨーグルトだと少し糖分が多すぎるので、プレーンヨーグルトに冷蔵庫にある果物を何でも入れて食べましょう。ほんの少し砂糖を加えるとまろやかな味になります。
ヨーグルトソース
ヨーグルトは、質のいいソースにもなります。ヨーグルトに、ガーリックパウダーと塩コショウを入れてよく混ぜるとおいしいソースになります。酸味があるのでフライものもさっぱり食べられます。カレーパウダーを加えてもおいしくなります。普通にトンカツソースやマヨネーズに混ぜてもおいしいですよ。
ヨーグルトの和風ドレッシング
プレーンヨーグルト、醤油、酢、ガーリックパウダーに隠し味に砂糖を入れるとまろやかでおいしいドレッシングになります。醤油をポン酢に変えたり豆板醤に変えたりしても変わった風味が味わえます。もちろんわさびもOKです。ちくわやかまぼこを食べる時にもおいしいドレッシングになります。
ヨーグルト寒天
水100ml、ヨーグルト250g、粉寒天2g、グラニュー糖45gがベースになる材料です。
水と寒天を鍋に入れ混ぜながら加熱します。寒天が溶けたら火を止めて砂糖を溶かし入れ、その後ヨーグルトを泡立てないように混ぜながら入れます。あまり熱いうちにヨーグルトを入れると乳酸菌が死んでしまいます。少し粘りが出たころに入れましょう。
後は型に流して、あら熱がとれたところで冷蔵庫で冷やし固めます。お好みで、缶詰のフルーツを入れてもかまいません。生のフルーツを入れる時には、水分が少ないものを選びましょう。
ヨーグルトゼリー
板ゼラチン6g、水適宜、プレーンヨーグルト250g、グラニュー糖・30g、がベースになる材料です。
板ゼラチンを水に浸してふやかします。ヨーグルトにグラニュー糖を入れ湯せんで温めながら砂糖を溶かし、50℃ぐらいになったらふやけた板ゼラチンを入れて混ぜながら溶かします。ゼラチンが溶けたら型に流しいれてあら熱が溶けたら冷蔵庫で冷やします。
寒天とゼリーは夏にはおなじみの涼感を演出するのにピッタリの食材ですが実は似て非なるものです。寒天はカロリーが低く繊維質が多い海藻です。ゼラチンはコラーゲンというたんぱく質が主成分で、原材料は魚骨、牛豚骨、皮などです。栄養価が高くその分高カロリーでもあります。同じような食材だと思いがちですが、カロリー制限をしたい人にはゼリーはお勧めできません。
フローズンヨーグルト
飲むヨーグルトをコーヒーカップに入れて冷凍庫に入れれば後は待つだけです。朝食後に冷凍庫に入れておけば3時のおやつにぴったりです。スプーンでコンコンやりながら食べるのもいいものです。
普通のプレーンヨーグルトを牛乳で緩めて凍らせると濃厚なフローズンヨーグルトになります。流し容器の代わりにビニール袋を使って冷凍庫に入れて凍り始めから2,3回揉むとシャーベット状のフローズンヨーグルトになります。
最後に
真夏のアイスクリームやかき氷はとてもおいしいものですが、糖分や脂肪分が多すぎてシニアの体にはあまりいいものではありません。
ヨーグルトで栄養たっぷりの冷菓を楽しみましょう。